静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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ネタ無し

 今日もネタ無し。まぁ、仕事の関係では喉の奥に引っかかっていた小骨みたいな案件が一つ片づいてホッとしているって言うのが実際の所ではあるんですが。これで6/30からのマニア活動に大手を振って行く事ができます(苦笑)。
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 今話題になっている事に社会保険庁絡みのネタがありますよね。ボーナスの一部返納を職員に求めるとか言う話。世の中では「ボーナスなんて出すのは生ぬるい。民間には出てない所もあるんだ」とか「流石にボーナス全部出さないのは不味いだろ」とか色々。それぞれの立場で色んな意見が出ているんですが、何か両方とも極端な意見だよなぁ、これ。なんて思って眺めている自分が居たりします。
 自分の考え方はどうかって言えば「一部返納だの全額返納だのとかではなく、全体の流れの中で見なくちゃならないんじゃね?」って思う所なんですよね。全部の状況が見えてない(=誰がどんな事をやったのか、って言うことが現時点では判明してない)中で「ボーナス返納」って言う事を言ってしまうと、「それだけで終わってしまうのでは?」って言う所なんです。
 だいぶ酷い事をやっているみたいではあるんですが、誰がどんな事をやらかしたのかって言う事は正直な話分かるって思うんですよね、まぁ、実際には「納付者に対する責任」と言う形で社会保険庁が組織としてその責任を負う必要は確実にある訳で、その一環として「全職員のボーナス○%カット」って言う事は可能だと思います(法律とかそこらへんの問題は一旦別にして)。ですが、それで終わってしまったらここまで問題になっている事のけじめをつける事には全くならないって思うんですよね。
 本当の所を言えば、庁内の調査で終わるような問題じゃないって思うんですわ。企業で言えば「経費の使い込み」となる訳ですし、然るべき機関(会計検査院あたりになるのかなぁ)が厳格な調査をした上でその内容を報告し、然るべき処分を内部的に実施するって言うのが有るべき姿なんじゃないのかな、って思います。結局ここまで揉めているのは「内部の調査で終わらせる」って言う方針が余りにも見え見えなんじゃないのかなって言う所かと思うもんで。
 それこそ、国費の入っている事業に対する会計監査って言うのはシャレにならないほど厳しいですからねぇ。外部のやった事に関する説明責任を果たす事、これはマジで大事だと思いますし、自分らもお客さんには「財源が税金ですので、その所を了解した上でお金を使って下さい。そして、業績を上げてしっかり償還して下さい」ってお願いをしています。正直、しっかりと会社を経営されている社長さんにはそんな事を言いたくはないんですが、「ただのお金じゃないよ、貴重な税金が財源だよ」と言う事を理解して、その責任を果たして欲しいって思う部分は正直言ってあります。
 ボーナスカットなどと言うのはあくまで「結果論」であり、まずは「何が起こったのか」と言う事を明確にして欲しいって言うのが偽らざる所です。