沼津線、平日値下げ。

　富士急シティバス（沼津市、荻田勝雄社長）は１１月１日、沼津・長泉・裾野と首都圏を結ぶ高速バス路線で、平日限定の割引回数券「得ダ値きっぷ」の販売を開始する。来年１月３１日まで。通常に比べて運賃を割り引き、課題となっている平日の利用客獲得につなげる。
　対象となるのは東京駅線と渋谷・新宿線の２路線。回数券は２枚つづりで沼津地区からが３０００円（片道当たり１５００円）、裾野地区からが２９００円（同１４５０円）。通常の運賃は沼津地区から東京駅や新宿までが片道２１００円などとなっている。
　同社では、２月の１カ月間、片道１０００円キャンペーンを実施し、利用客約７００人からアンケートをとった。そのうちの７０％が要望する運賃として１５００円を挙げたことなどを踏まえ、平日の乗車率を上げるための対策として回数券の販売に乗り出すことにした。
高速バスで平日限定割引　富士急シティバス ■10/31　静岡新聞

　沼津線に関しては私も追いかけていなかったので後追いのニュースになりますが、すでにJRバス関東の方ではこのように告知されていました。駿府ライナーの関東便では「トク得割」運賃となっていますが、こちらの方では「2枚綴り回数券」と言う事。結局、「回数券」としているのは「二人で使う場合にもこの切符を利用可能」って言う事や、「片道新幹線、片道高速バス」って言うときにも使いやすいように、と言う事で運賃設定の方向性が違っているものかとは思います。
　特に東京沼津線は最近のダイヤ改正で、完全に「沼津からの利用者に特化した路線」となってますので、このような回数券を販売したのだと思います。往復割引だと「往路は東京行き、復路は新宿発」って言うケースに対応しにくいってのがあるからでしょうか（東京方の東京行はJRバス関東、新宿行は京王バス）。