静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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「静岡市内発高速バス倉庫」改訂版へ向けて(1)

 んで、何で県立中央図書館まで行っていたのかと言うと、例の「静岡市内発高速バス倉庫」の改訂版(いつ出るのかはまだ全く未定なんですけどねw)関係の予備資料調査なんですが。
 とりあえず知りたかったのは以下のようなところ。
 1 静鉄/遠鉄  静岡浜松線の運行開始時期とか。
 2 静鉄/富士急 静岡沼津線の運行開始時期とか。
 3 遠鉄/名鉄  東名名古屋線の運行開始時期とか。
 とまぁ、ある程度のデータに関してはそろったんですが、「いつ廃止になったんだ」とか「詳細なダイヤ」とかって言うのまでは流石に社史を見ても出てなかったのが実際の所だったり。いや、ここらへんは正直に言えば静鉄さんの本社に乗り込んで「こういう本を作っているんだけど、詳細な時刻とかの資料があれば見せて頂きたい」って言うように言えれば正直一番楽なんだけどねぇ・・・と想いながらも、流石にそこまでやっちゃ不味いだろJKって言う所がある。
 自分自身バスにここまでハマったのはここ最近の話だし、過去に「富士急が運行していた新静岡行のバスに乗った事がある」のはあるんだけど、さて、実際にそのバスが何時頃だったとか言う事に関しては大体の所しか覚えてない訳で。いや、それこそ、本そのものをどういうアプローチで作っていくのか?って言う事を考える必要があるんだけど。
 けど、どうもここらへんの話をまとめていくとなると、単に「好き」だから作るって言うよりも「何かを提言したい」って言うような「政策提言論文」的なアプローチで進めていくのが一番正攻法なんじゃないのかな?って思ったりもする訳で。車両とかに関しては確かにファクターとなりうるものがあるにせよ、結局鉄道じゃFollow出来ない需要が後背要因にあったりする訳で、その後背要因を見ながら路線の改廃を調べていかないとならないんじゃね?って思う所がある。
 結局これって今の高速バスの元気さ加減とどっか共通する部分があるんじゃね?って言う仮説に立脚している部分もあるんですが。いや、鉄道じゃFollowできない需要があるって言うのは今も昔も変わらないって言うように思えるんですよ、社史の記述を色々と見ていると。結局、そうなってくると一次資料としての各路線の歴史を見る必要が出てくるんですよね。まぁ、この「歴史をまず見る」って言うのは、おいらの物事を見るときの最初の考え方ではあるんですよ。修論を書いたときもそうなんですが。まぁ、今回はガチな論文じゃないのでそんなに資料そのものには拘らなくても問題ないとは思うんですけど。
 結局、考え方としては昭和40年代の「県内高速路線の伸張」と平成10年代後半の「県外高速路線の伸張」を比較する事によって、その路線が結ぶ地域の持つ経済的地位(って言うか経済核としてのポジション)の変遷を見る事ができ、その経済核としてのポジションの変遷を見る事によって(    )を提言出来るんじゃないのか?って思うんです。


 正直、「何を提言できるのか」って言う事はこれから先本気で考えないと不味い部分ですし、少なくともこの「提言する内容」、すなわち「何を問題とするのか?」と言う事を考えないと・・・論文じゃなくって「調査レポート」になってしまうんですけどねw。