静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

福岡:ギンギラ太陽's地方公演@東京

 と言うわけで今日の1発目の目的、ギンギラ太陽'sの地方公演を見に行ってきました。
 それこそ福岡までわざわざ見に行っていると言うお気に入りの劇団なんですが、やっぱり地方公演(福岡から見た場合)がある、って言うとやっぱり見に行かなくては、って思うのが実際の所。今回は天王洲アイルの「銀河劇場」って言う所でやる訳で、この劇場そのものに行くのは実は2回目だったりする。パンフレットを見れば在福岡の名だたる企業が後援に入っていたりとか、他の演劇公演のチラシの中にSUNQパスのチラシが入っていたのは流石ギンギラクオリティとしか言いようがない。
 開演前にはお約束西鉄やくざバス軍団が場内もとい機内を走り回るのもこれまた変わらない。

 最初はステージに上がってきて・・・

 会場内をくまなく走り回り・・・

 記念撮影にきさくに応じてくれる。んで、その傍らで

 何故かステージ上では悩殺ポーズを取っている方も居るんですがwっwww
 とりあえず、ギンギラ太陽'sの舞台を見に行く方はデジカメ必携と言う方向で。
***
 今回の演目は「翼をくださいっ!さらばYS-11 Wing Iy! The Story of A Start-Up Airline」と言う飛行機を主人公としたステージ。一言で言えば「飛行機とかをかぶり物で擬人化してしまって、そこにある様々なストーリーを演劇という形で表現した舞台」って言う事になるのですが、泣かせてくれるわ笑わせてくれるわ、「モノ」の中にある色んな「思い」や「ココロ」を表現した演劇なんですよね。一度機会があったらマジで見に行くのがお薦め。
 今回はそんな中で「飛行機」って言うものを題材に取り上げたお話だったんですが、「誰だって最初があった。色んな事があったけど、まっすぐ進んできたから今がある」って言う事や「誰だって一人じゃない、色んな人が居るから自分が居るんだ」って言うような、何か当たり前のようだけどまっすぐ言えば何か気恥ずかしい、けど、それって忘れちゃならないんじゃね?って言うような事を訴えかけてくる物語でした。
 それこそ、雁ノ巣飛行場とかスカイマークの1番機とかが見事なまでに擬人化されている訳なんですが、この擬人化による表現のおもしろさってのもあるんですが、やっぱり地道な考証って言うのがあるんですよね。この劇団の事を書くとき、「福岡と言う地域の懐の深さ」って言う事を必ず書くのですが、地域の中にある様々な事象に愛着を持って、それらを丹念に紐解いていく中に「地域に秘められた様々な物語」が出てくる。その「様々な物語」に様々な要素を詰め込んで一つの作品を作り上げている、そこがこのギンギラ太陽'sの自分にとっての魅力だと思っています。
 4月に福岡で公演があるんだったら、やっぱりそれはそれで見に行きたいですし、それこそ・・・今度の九州奇行で雁ノ巣飛行場の跡も行ってみたくなってしまいました。