静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

さようなら「和田峠南線」よろしく「あざみ号」感謝イベント

 今日はこのイベントに行って来た訳で。本当だったら、それこそ大阪あたりに交通系同人誌即売会に売り子として行っていたはずであるが、色んな諸事情が絡んでこっちを選択する事になった。まずは早速。
エアロスターエアロエース
 08年頭に入ったふそうのエアロスターエアロエース。昨日新宿で東北道統括支店所属車両を見てしまっているので、新鮮味は少し薄れてしまったが、それでも新車を見る事が出来るって言う事で。

 エクステリアとしては、言葉は悪いものの旧モデルと比べると「彫りが薄い」と言う印象を受ける。まぁ、普段見ているのが新セレガやUD車なので、その部分と比べてしまうと仕方ない部分はあるんだろうけど。とは言え、やっぱり感じるのは「描いた未来が形になった」って言う部分だろうか。

 インテリア。
 ここ数年(04年導入車)以降JRバス関東の標準座席になったと言える「楽座車」であるが、座席数を数えてみると40席。しみずライナーや駿府ライナーの楽座車が38席と言うのに比べると2席ほど多くなっている。そのため、見た印象的には多少足下が狭くなっている。中央高速バスに入る事を考えると、どうしても他社と仕様を合わせる必要があるので仕方無いところか(逆にしみずライナー(除く東海便)や駿府ライナーはしずてつと仕様を合わせているわけで)。実際に座ってみるとやっぱり少し狭い。

 楽座シート。世代的には4次の楽座シートになる。え?そんなに仕様が違うのか?と言う突っ込みがあるかもしれないが、実は登場時期によって微妙に異なっている。初代楽座シートはJRバステックのそれ、2代目は初代プレミアムコーチやしみずライナー向け。違いはJRバス関東のロゴの有無。3代目は駿府ライナーや知多シーガル号のそれ。2代目と比べるとテーブル形式が変わっていたりとかする上、センターアームレストの格納方法が異なっている。4代は2代目プレミアムコーチやこの車両が該当するが、JRバスのロゴ部分が起毛生地になっているって言うところ。まぁ、そんな事知ってだから何?なんですが。
■見るもん見たのでバスへ。
 もう一つのバスを楽しむためにイベント会場を後にして、市内のバスを楽しむ。

 一つ目のバス。

 二つ目のバス。
 両方のバスとも非常に気持ちよかったですよ。運賃は両方とも220円。それでかけ流しと言うあまりにゴージャスなバスなので驚いた次第。個人的には1件目のバスの方が好みでしたね。それこそなかなか旧式で「味がある」って言う感じで。実は今回のイベント、個人的にはこっちのバスも楽しみだった訳で。バスもいいけどバスもまたいい所。個人観光じゃなくちゃこんなところ来る事できないですから。でも、結構熱いバスだったのが印象的でした。まだまだ町内には乗り合いバスが多くあるという事なので、機会を見つけてまた乗りに行きたいところ。
 その後、諏訪大社の秋宮にご挨拶をし、門前の蕎麦屋さんで蕎麦を楽しんでから会場に戻る。
■「とよはし」に行ってきました。


車両:M538-94315号車(JRバス関東 中央道統括支店)
 このイベントに、今は東京支店で高速線のハンドルを握っている前の会社の後輩が来ており、「とよはしに行きませんか?」と会場で誘いを受ける。いや、てっきり「とよはし」と聞いて「豊橋」を思い浮かべたのですが、その「豊橋」ではなく、今回廃止になる「和田峠南線」の終点である「樋橋」に行くと言う事。座席は既になかったものの、温泉で多少は楽になった腰に頑張ってもらって往復立ち席で約1時間の小さなバス旅。

 いや、なんかオレンジ色のJRマークが付いているのは気のせいでしょうか(汗。話だと伊那営業所の車両を持って来ているとの事。と言う事は普段は高遠の方を走っているんでしょうかね。

 途中の斧立ではこんな感じの風景で撮影会をやっていたりしていました。
 でも、この色は「山間を走るバスに似合う色」なのかな・・・なんて思うんです。確かに高速線での印象が自分にとって強いのですが(それこそ国鉄の頃から)、在来線車に似合うのは本当に田舎の風景なんですよね。確かに廃止になるのは仕方ない部分もあるのかもしれませんが、やっぱり「企業」として運営している以上は仕方ない話なのかなとは思います。それでも、自治体のバスが残ると言うので「地域」としてはいいのかな、とは思いますが。
ダブルデッカー車で小旅行。

車両:D674-94501号車(JRバス関東 中央道統括支店)
 元々は東京支店で東海道昼特急やドリーム号で運用されていた車両なんですが、今では中央道統括支店で松本ナンバーで登録されている訳で。一体今の用途は何なんだろう?と思うところはあるのですが、それこそ94年の車両という訳で、学生のころ就職活動で使った頃の車両ではある訳で。そういう面では非常に懐かしい車だったりします。

 考えてみれば、あの頃の車両で残っているのは殆ど無い訳ですからねぇ・・・。最後に乗れてよかったって言うのが実際のところかと。
その後、

 こんな並びの写真(それこそ社会人になったばっかりの頃の車両w)を撮影したところでタイムアップ。