静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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業火聖火リレー雑感。

 業火聖火リレーに関する報道やら掲示板の書き込みを見ていて「ここまでして聖火リレーしなくちゃならないの?」と思うと同時に、正直な話中国側の手口に何とも言えない不快感を感じている今日このごろだったりします。自分たちが政治的な思惑でオリンピックを何回もボイコットしているのに、今更「政治問題とは切り離して・・・」と言うのは一体どの口が言うのか、正直呆れてモノも言えない所だったり。
 頭のいい人は居るんでしょうけど、結局「自由にモノを言えない」って言う政治体制が悲劇(って言うか喜劇?)を生み出しているような気がしないでも無いです。何でそこで是々非々で物事を言う事が出来ないのかなぁ?なんて政治屋には言いたい所なんですが。とまぁ愚痴はいいにして。


26日朝に善光寺長野市)で、チベット暴動による犠牲者の追悼法要を予定している市民団体「チベット問題を考える長野の会」(野池元基代表)と善光寺の僧侶有志らで作る「平和を願う僧侶の会」=若麻績(わかおみ)敬史代表=は25日、市内で会見し、開始時間を繰り下げ、午前8時15分の聖火リレー出発・点灯式に合わせると発表した。若麻績代表は「同時の方が世界平和を願う意義が深くなると判断した」と話した。
 当初の開始時間は同7時で、変更について関係者は「抗議の動きがあった場合、出発・点灯式と同時ならば、動きが分散されるという判断もあった」と話した。
<聖火リレー>チベット犠牲者追悼、出発式と同時に ■4/26確認 Yahooニュース
 こう言う形の抗議は正直な話ありかと思う訳で。一週間前に「出発地から辞退する」と言う流れから始まったこの善光寺の動きって言うのは、外国であった激しい抗議活動よりも「かなり重たい」意味を持つのではないのかな?と思います。確かに「動きを分散させたい」って言う考えもあるんでしょうけど、中国が人権を侵害する中で開催するオリンピックに対する抗議、と言う事を考えると日本らしい考え方と言うか、そんな気が非常にしています。
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 確かにこのオリンピックを機会にして「経済発展を遂げたい」と考えるのは分かりますし(日本もそうだったですから)、このオリンピックを成功させて「先進国の仲間入りをしたい」って言う考え方も分かるのですが、「自分たちが正しければそれで良い」とする中国政府の考え方と言うのは、正直どうなのかなぁ・・・と思います。と言うか、一党独裁で今頃やっているって言うのは「内部にある様々な資源」を結局は有効活用できないで終わってしまうんじゃないのか?って思うんですよね。
 少なくとも日本人より人口がケタ違いに大きい訳ですし。何か「自縄自縛」の世界になっているような気がしないでもありません。明日は一体どんな感じになるのか気になる所です。