静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

ムーンライトながら騒動、今度は静岡新聞に飛び火。


 朝日新聞の記事に出たのが静岡新聞に飛び火したのでしょうか。寝起きで新聞を読んだら出ていました。



JR東海道線の東京―大垣(岐阜県)間を結び、県内にもなじみが深い夜行快速「ムーンライトながら」が来春のダイヤ改正で廃止される可能性が浮上している。JR東海静岡支社によると「(存廃は)話し合いの最中」で先行きは不透明。終電を逃したビジネスマンや鉄道旅行者ら長年にわたり「ながら」に頼ってきたファンからは、「酒飲みの強い味方なのに」「長距離旅行にはもってこい。なくさないで」と存続を求める声が上がっている。
 行楽シーズンには満員となる「ながら」も、高速バスなど代替交通手段の発達や安いビジネスホテルの登場などを受けて、平日の利用者はまばらなのが現実。「シーズン中だけの臨時列車として存続する可能性はある」(JR関係者)とする見方もある。
 日付が変わった後に県内停車駅を発着する「ながら」は、1日乗り放題の「青春18きっぷ」を利用する鉄道旅行者の熱い支持を集めてきた。(省略)中・高鉄道研究部の部長(17)は「時間の無駄がなく、1日を有効に使える。普段、目にしない列車に乗るという楽しみもある」と話す。駅によっては停車時間が数10分に及ぶこともあり、同部員の(省略)も「ホームに下りて空気を吸う。ゆったりした気分を満喫できる」と魅力を語る。
 浜松市中区の自宅から静岡市葵区に新幹線通勤している会社員(35)も、「ながら」を頼りにする1人。「深酒した夜、最終の新幹線で寝過ごし、目が覚めたら名古屋だった。『ながら』の存在がありがたかった」と思い出をしみじみと振り返る。
 ファンの思いとは対照的に、今年3月のダイヤ改正で寝台急行「銀河」(東京―大阪)がなくなるなど、夜行列車廃止の流れは止まらない。JR関係者は「夜行全体の需要が落ち込んでいるし、乗務員にも負担を強いる。『ながら』が取りやめになるのも不思議ではない」と話している。
JR夜行快速「ムーンライトながら」に廃止案■静岡新聞(9/21)
*文中の個人名は、所属機関等を代表するものではない点を勘案して伏せさせてもらいました。
 相変わらず静岡新聞は画像が流れるのが早いので、自分の所に保管しておきました。
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 朝日新聞の記事には「今年度末で終わる可能性が強まっている。JR東日本JR東海が取りやめの方向で検討しているからだ」とありますが、今朝の静岡新聞の記事にはJR東海静岡支社によると「(存廃は)話し合いの最中」で先行きは不透明。」とあり、ソースが余りにも不鮮明な朝日新聞のそれとは異なっている点に注意すべきだと思います。要するに「来年春のダイヤ改正で廃止になるかもしれないけど、現時点では何とも言えない状況と言う点ではないでしょうか。
 ただ、全国紙と違うのは「深酒した夜、最終の新幹線で寝過ごし、目が覚めたら名古屋だった。『ながら』の存在がありがたかった」と思い出をしみじみと振り返る。と言う点。静岡から乗車すると結構このようなお客さんも多いですし、自分も名古屋で飲んでいて最終の新幹線を逃してしまい、「だったら『ながら』で帰るか」と言う事で更に飲むって言う事を何回かやっておりますのでね(笑)。そう言う面では静岡ローカルの使用目的って言うのも多少はある訳で。
 正直言って、今の平日の乗車状況ではいつ廃止になってもおかしくはないと思いますが、以前こちらのエントリで書いたように、熱海口での車両走行距離精算の問題がそう簡単に解決できるものではないと現状では思っている点(前回は書き漏らしましたが、それにプラスして「踊り子号」の修善寺行が三島まで入っているんですよね)や、さらに教えて貰った話ではJR東日本管内で使用するデジタル無線設置工事を現在進行形で行っていると言う事がある以上、仮に廃止になるにしてもまだその先になるのではないのかな、と思う所で。
 高速バスも次回のダイヤ改正で何か大きな動きがあるとの話もありますし、「ツアーバス」も「ながら」廃止を睨んでの夜行便設定も出来るみたいですし、目が離せない状況は続くのではないかと思います。写真は大垣駅での「ながら」です。はい。