静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

P∴Rhythmatiq act:01

と言う訳で、先日Voc@loid M@ster 5で買ったアルバムを紹介してみます。





1 Melodia
2 Snow Promenade
3 Jewel
4 Melodia Without miku ver.
5 Snow Promenade Without miku ver.
6 Jewel Without miku ver.
■P∴Rhythmatiq act:01
P_Rhythmatiqさんの作品ですが、音楽の傾向としてはこちらで紹介した"octet* x Aether/Collete"と非常に似ていると言うか、中の人が「新しいレーベルを立ち上げた」と言う事で、延長線上にある曲が詰まっています。
個人的に今ハマって居るのが2曲目の「Snow Promenade」と言う曲。歌詞が公開されている訳ではないので、間違いも含めて書き起こしてみました。

Winter Arcade....



冷たい空から 粉雪舞い落ちる
想いは霞んで行く
何気ない素振りで 見送ったその笑顔
寂しさつのるよ



今も輝く 朝焼けを待つ雪
まだ消えぬ 気配を追いかけこの道を走る



Winter Arcade
いつまでも君はずっと ここへは来ないよきっと
私には分かるよ 寂しい
凍える翼で飛び立てるのなら
飛び立つ世界はもっと 儚くきれいでずっと
君には見えるかな星空 君と歩いた雪の散歩道



■from "Snow Promenade"
 写真は歌詞のイメージに合う写真をストックの中から選んでみました。
 雪の降る街での「別れ」、そして旅立つ人への「祈り」と言うどこにでもあるような物語の一瞬を切り取った、そんな感じがしてならないのです。どこか切なくそして悲しい。だけど、その切なさや悲しさの裏側にある「大事な人への想い」がそこにはあるような気がします。正直言ってかなりヘビーな歌詞だと思います。だけど、その歌詞のヘビーさに負けないような「キラキラ感」があります。曲の背後で鳴っているピコピコした音が「粉雪の降りしきる様子」をイメージさせてくれますし、雪原を吹き抜ける風のような印象、そんな「冬」の物語を感じさせてくれる曲の構成が個人的にかなりツボに入ってしまった訳で、思わずこんなエントリを書かせてしまいました。
 で、思ったのですが、この曲を聴いた後で"Collete"に収録されている"シアワセノシグナル"を聴くと・・・、季節は春を迎えて「また前に進んでいける」元気を取り戻した一人の主人公の様子を思い浮かべる事が出来るのです。「あ、元気になれたんだな」なんて言うように思ってしまったりして。
 確かに曲調は少しもの悲しいかもしれませんし、朝の出勤の時に聴くような雰囲気の曲ではないかもしれません。でも、この曲の主人公の健気な様子に自分も「今日も気分を切り替えて進んで行けるんだ」って言うように思えるのが不思議な所なんですよね。ええ。"Snow Promenade"のショートバージョンはこちらのエントリから聴く事ができますので、興味のある方はこの「物語」を感じてみてはいかがでしょうか。
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 いや、正直次の曲が楽しみで仕方ありません。本当に出会えて「良かった」と思えるサークルさんの一つです。はい。