静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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今度は浜松市で。


 天竜浜名湖鉄道の再生事業に取り組んでいる「天竜浜名湖線市町会議」(会長・鈴木康友浜松市長)は来年1月下旬に予定している鉄道と道路を走行できる新交通システムDMVデュアル・モード・ビークル)」の大規模な実証実験を前に、今月21、22の両日夜間に試験走行を行うことを決めた。国土交通省DMVを開発したJR北海道が協力する。
 三ケ日駅から鉄道走行を始め、西気賀駅前のコミュニティーセンター付近で線路を離脱した後、国道362号を走行して三ケ日駅に戻る。両日とも午後11時から翌日午前5時までの時間帯で実施する。
 来年1月下旬の実証実験では、浜松市北区の竜ケ岩洞などの観光名所と各駅との間を鉄道と国道362号を通って運行するコースを想定している。
 市町会議は浜松、掛川、袋井、磐田、湖西、森の5市1町と県、天竜浜名湖鉄道で組織する法定協議会。9月末には利用客の多い区間でのシャトル便の運行計画などを盛り込んだ再生計画が、国交省の「地域公共交通活性化・再生総合事業」の認定を受けている。
DMV試験走行へ 天浜線が三ケ日―西気賀間■10/9確認 静岡新聞
 この間(って言ってもだいぶ前の話ですが)富士市内でもDMV試験走行をやったんですが、今度は浜松市北部で実験を行うと言う事で。個人的にはこっちの方が有効活用出来るんじゃね?なんて思う所が大きいんですよ。富士の場合は郊外が鉄道、中心部がバスと言う事だったんですが、今回は郊外がバス、中心部が鉄道と言う事で本当の意味での「乗換をなくす」と言う事が実現するのではないかなと思う訳で。それこそ、西鹿島から天竜二俣までは天浜線を利用し、そこから先はバスモードって言うのがいいのではないかと思う所だったり。
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 とは言え、天浜線の弱みって言うのは「最大の旅客目的地である浜松中心部」に直通してないって言う所なんですよね。浜松中心部に行こうと思えば、西鹿島から遠州鉄道に乗るか、気賀や三ヶ日から浜松駅行の遠鉄バスに乗るしかない訳で。まぁ、元々の天竜浜名湖線(=国鉄二俣線)の建設目的を考えれば仕方ない部分もありますが。
 それこそ、可能であれば天浜線遠鉄電車の直通運転って言うのが一番いいんでしょうね。ただ、今までは「西鹿島天竜二俣」間を電化しないと云々、と言う事があったのでなかなか進展してないみたいなんですが、それこそJR東日本小海線で運行しているハイブリッド気動車キハE200系(リンク)なんかを導入すれば遠鉄線内・天浜線内なんかもシームレスに走る事が出来るんじゃね?って思うんですよね。
 そこまで・・・って言うのであれば、天浜線でnicepassを使えるように出来れば、少なくとも乗換の際に切符を買い直したりとか言う手間も省けますし、「使い勝手」の良さを拡大する事によって公共交通機関への転移を促す事が出来るのかなぁ・・・と思う訳で。まぁ、この当たり鉄ヲタの勝手な妄想ではあるんですが(苦笑)。