静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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松崎1435→修善寺1615

 松崎町内で用事を終え、松崎駅まで送ってもらうと目の前を来るときに乗ったバスが通り過ぎていくorz。あれで行けば三島まで寝て帰れたのに、などと思うがそんな事も言っちゃられない。さて、バサラ峠を越えて下田経由で熱海を目指すか、それともまだ全区間乗った事のない伊豆箱根鉄道に乗るため修善寺を目指すか・・・正直悩んだのだが、伊豆急行のコストパフォーマンスの悪さは異常なので、30分後にすぐ来る修善寺行の各停便で帰る事にする。
 まぁ、何だかんだ言って夕暮れですよね〜。西伊豆は夕陽がキレイなんですよね〜、なんて思いながら修善寺までの乗車券を買い求めると2.090円。結構乗り甲斐もあるし払い甲斐もある値段(苦笑)。まぁ、のんびり行くのも悪く無いよね、って言う事で。

■松崎の海岸から。
少し松崎の町を歩き、家族にお土産として「さくら葉餅」を買い求めてから松崎駅に戻る。バスは既に入線していたが・・・

■土肥経由修善寺駅
何か正面の方向表示幕に「[沼4]千本公園・沼津港・沼津駅」って言う幕が非常に似合うんじゃね?と思わせるカラーリングのバスが待っていた。これも元々は箱根登山鉄道のバス。今となっては西伊豆東海バスの所属となっているが。定刻になって松崎を出発。

■車内はこんな感じ〜
乗ってみると、多少は背ずりは高いモノの、どう見ても普通の市内バスです。本当にありがとうございました、と言う感じのバスである。まぁ、いきなりノンステップバスで2時間近く乗るって言うのに比べれてみればまともではあるんですけどね。
帰りのこの便は特急バスでは通過したそれぞれの集落の中を通りこまめにお客さんを集めていく「生活路線」。

■田子(たご)の集落。

■安良里(あらり)にある造船所
狭い旧道をゆっくりと走りながら、地元の人を乗せては降ろす、そしてまた乗せては降ろす。特急バスでは見る事が出来ない「風景」がそこにはある。確かに全区間を乗り通す酔狂な(いやいや、今日は酔狂じゃなくって用務で乗車しているんですから)人は数少ないものの、確かに30分おきに走らせるだけの必要性はあるのかな、と言うように感じた。

■正面に駿河湾を望む
そんなのんびりとした空気の中で自分もいつしかうとうととし始め、気が付けば駿河湾を見る事が出来る高台を走っていた(まだ土肥には着いていません)。正面には富士の町並みも見えるわけで、「結構夜には清水や富士の町並みがキレイに見えますよ」との事。一度行ってみたいものであるなぁ、なんて考えているうちに土肥を過ぎ、再び船原峠への入口にさしかかる。

■正面に見えるが船原峠。
写真の通りあの山にえっちらおっちらと上っていくわけで。ちなみに土肥を出た段階では乗客が2人と言う状況になっている。まぁ・・・仕方ないと言えば仕方ないか。

■もう一度崩落現場
そして崩落現場の跡を通り過ぎて一路修善寺へと向けて行く。ここまで来ればもう谷間は既に夕暮れの色が濃い。そして、16:15、定刻に修善寺駅へとバスは滑り込んだ。各停便だと約1時間40分。海と山を眺めながらの旅は終わる。まぁ、尤もこの後三島まで出て、さらに東海道線で草薙まで戻るんですけどね・・・。
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■国道136号線(2/4)-ニコニコ動画
おまけみたいなもんですが、3:18あたりが松崎駅付近です。ご乗車になる際の参考にどうぞ。