静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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464次 郄鐵嘉義→郄鐵台北


 郄鐵嘉義站。非常に新しいと言うか、格好良い駅です。日本でもリニア新幹線の駅なんかはこんな外観になるのかなぁ・・・なんて思うんですが。で、到着して駅の時刻表を見ると1本前の列車があるので「1本早い列車に変更できないか?」と確認してみたところ「ごめん、満席なんだわ」とのこと(´・ω・`)ショボーン。取りあえず駅構内をぐるぐる見て回ったり。あれ?喫煙コーナーが無いぞ?
 台湾の喫煙事情、日本の感覚で行くと少し面食らってしまいますので書いて置きます。
 台湾では法律で「3人以上の人が集まる所」や「公共の場所」での喫煙は禁止されていて、これはホテルの部屋も含まれてしまい、実際自分が泊まった台北のホテルでは禁煙でした。その上、食堂なども当然禁煙で、食事を終わった後で「一服したいなぁ」と思ってもNG。そう言う面では日本より進んでいます(この手の問題で進んでいる、進んでいないと言うのは一旦別問題として)。ですが、不思議なのは道路とかでの喫煙は全く問題無い所で。
 静岡なんかもそうなんですが、ある一定のエリアでは条例で禁煙になっていて、そこで吸うと罰金なんですが、少なくとも自分が見た台湾の各所では「路上禁煙」と言うような規定は無く、明日以降のエントリで書く西門なんかでも路上にあるゴミ箱に灰皿があるんですよね、日本だったら「どう見ても路上禁煙にするだろ常考」と言う場所でも。個人的には「公共の場所」であっても「一応は個人が使う部屋」であるホテルの部屋は喫煙OKにしておいて、町の中は禁煙でも仕方ないだろ・・・と思うのですが、そうではないみたいで。
 とは言え、禁煙になるのは全世界の趨勢。確かに無税の煙草はメシウマですが(謎、郷には入れば郷に従えと言う事で屋外で吸っておりました。ええ、当然携帯灰皿持参です。でも、台湾奇行4日間の間で2箱しか吸わなかったのは健康的・・・なのかなぁ。
 さて、与太話をしていると列車の時間が近づいてきたので改札を通ってホームに上がる事にします。

 改札口も非常に未来っぽくて格好良いですね(・∀・)イイ!!。

 そして、464次がやってきますが・・・駅には本当に多くの人が居ました。春節の休日が明日までなので、恐らく里帰りから台北に戻る方が多いのでしょうか、日本で言えば帰省ラッシュみたいなもんで。確かにこんな状況ならば指定席の変更は出来ないですね。

 普通車に乗ってみると・・・「台湾の列車だよ」と言われなければ「どこの700系?」と思ってしまうような感じの内装でした。ただ、日本の700系と違うのは流石に温暖な所を走るので冷房関係が強化されている所です。空調のルーバーが日本の場合には窓の柱の上についているのですが、700T系の場合にはそのルーバーが連続になっているところでしょうか。乗ってしまえば朝乗ったのと一緒で本当に新幹線。途中300km/h走行をする区間もありながら、台中、新竹、桃園と停車していく間に日も暮れて夜になり、板橋で結構多くのお客さんが降りて、終点の台北には定刻に到着しました。
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 以前だったら「高雄日帰り」なんて言うのは無理な話でしたが、今では台北から高雄も日帰りできるようになりましたし、今回はしなかったのですが「鉄道で台湾一周」と言うのも可能になった訳で。是非とも次回はやってみたい所です。