静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

と言う訳で草津温泉まで行って来た。

 もう昨日は実況の中でどこに行ったのかと言う事はバレバレでしたよね(苦笑)。
 昨日はJRバス関東さんの「さよなら花敷線イベント」を釣りエサにして草津温泉まで行っていた訳なんですが。恐らく察しのいい方は「楽座シート」と「千登世橋交差点」で「上州ゆめぐり号だろ」と言う事を感づかれたかと思いますが、敢えて最後の最後まで伏せておりました、バレバレでしたが(苦笑)。別に伏せている理由は無く、ただ何となく・・・そう言うもんなんですよ、だってネタなんですから。
 実は恥ずかしながら草津温泉へ行くのは初めてでしたし、ましてや新宿駅でよく見かけていた「上州ゆめぐり号」に乗るのも初めてでした。まぁ、そんなこんなで行ってみようと言うのが実際の所な訳で、正直な話イベントよりも「草津温泉」そのものがメインでした。
 
 写真では何回となく見た事のある長野原草津口駅でしたが、バスの駅とは言え「鉄道との一体輸送」って言う事から駅の雰囲気はまさに鉄道のそれで、このホームから新宿行の高速バスだけではなく、草津温泉行のバスも出ていれば軽井沢方面行のバスも出ていたりする交通の要衝と言って過言ではない所でした。
 
 地元の草軽交通さんもバスを展示しておりましたが・・・何かやたら懐かしいデザインのバスです。このバスに富士急の「グリーンベルト」と言われる色を塗ったら子供の頃によく使っていた富士急行バスだったり。草軽交通の方に話を聞くと今でも現役で走っているとの事。それこそ・・・本当に20年以上前の車両を今の今まで良く持たせていると言うのに感心したのが実際の所。このイベントにはバス系の友人も結構来ておりまして、それこそこのBlogの読者さんも(苦笑)。果たさずしてオフ会みたいな形になってしまったりとか。
 
 それこそ、廃品販売はあんまり興味が無いので、展示されている新ガーラのプレミアムコーチを堪能してきました。この車両も新宿駅で見かけるのですが、じっくり観察をしたことがないだけに。

 前の方にはGシートこそあれども、一般席は駿府ライナーやしみずライナーで走っている38人乗り楽座車と全く一緒と言う事を確認して一安心、いや、何が一安心だか良くわからないんですが(謎)。
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 その後、草津温泉行の急行便に乗ったのはいいけど財布の中を見たら一万円札しか無かったので、急いでバスコレを買って両替してみたりとか言うアホな事をして会場を離れた訳で・・・。
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 草津温泉の入口では外気温計が「0℃」を指すと言う状況、やっぱり標高が1,000mを越えるとやっぱり寒いです。バスを降りて取りあえずは湯畑に行ってみようと言う事で・・・

 湯畑キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 こんな感じの所だったのね、って言うように何か納得してしまいました。いや、前職の頃はこの草津温泉へのツアーへ結構送客しておりましたので「どんな所なんだろ」と言う事で気にはなっていたのですが・・・結局転職した後で来ると言う結果になったのは酷い話ですがw(旅行会社なんてそんなもんw)。
 本当だったら共同浴場巡りなんかしたい所ですが、2時間程度しか時間がないので今回の目的地である「大滝の湯」へと向かいます。西の河原露天風呂も捨てがたかったのですがそれは次回のお楽しみって言う事で。お風呂の写真は流石にございませんので念のためw。それこそ、「合わせ湯」も堪能できましたし、指先がふやけるほど温泉に入ると言う久々の贅沢を堪能。地元の温泉もいいのですが、「草津温泉が(・∀・)イイ!!」って言われる理由が良くわかりましたよ。独特な湯(水しぶきを舐めてしまったのですが・・・苦いような酸っぱいような味でした)、そして湯冷めしにくい湯と非常に特徴的で、これはハマる人はハマるねって言う感じで。読者さんと長野原草津口で話をしていたとき「草津温泉のお湯って結構臭いが残るんだよね」って言う事が出てきましたが・・・しっかり上がり湯をした積もりでも結構後まで独特の温泉臭が体に残っておりました。結局自宅に帰り着いて日付が変わった後でシャワーをするまで臭いが残ってました。まぁ、汗臭い系の「不快な臭い」ではないだけにヨシとするしかないのでしょうか。
 その後、街の中をぶらぶら歩いてバスターミナルに戻ります。

 地蔵の湯あたりを見てみたりとか、

 何気ない風景に「温泉街だよねぇ」なんて言う事を感じていると、あっと言う間に時間になってしまうから困る、と言うか2時間で温泉なんか楽しめない訳でw。次回来るときはマジで安い民宿で1泊して軽井沢の方へ抜けるコースを取りたいと思う所、当然バスで。
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 そして帰りは15:30発の「上州ゆめぐり16号」。この「上州ゆめぐり号」、東名高速線ばっかり乗り慣れている自分には正直カルチャーショックが多い路線でした。

 目の前に噴気が見える浅間山を眺めながら急勾配を下りていったりとか、

 ダムの底に沈む川原湯温泉あたりの狭い道を進んでいったりとか、

 おいおい、こんな所を走るのかよと言った「林道」を登っていったりとか、東名高速線を走る「高速バス」では絶対に経験できないような場所を走って行きます。まぁ、伊香保温泉も山の上にあるのでどうしてもこんな山道を走らざるを得ないのですが、それでも「草津温泉」と「伊香保温泉」を新宿と結んで走っていたりとか、一般道区間の草津温泉伊香保温泉の間は乗車可能(1,000円)であったりとかするのはまさに「上州ゆめぐり号」と言う名前がふさわしいところかと。
 あと、何と言ってもこんな山道を安全に走り、かつ、高速道も可能な範囲の最高速度で安全に走らせているドライバーさんの技量には頭が上がりません。ましてや、東京に着いた後は「ドリーム号」や「東海道昼特急」とかでまた東名を走る訳ですから・・・正直凄いですわ<長野原支店のドライバーさん。
 新宿着は所定ダイヤから35分程遅れはしたものの、「大体30分程度遅れだったら御の字だな」と予想はしていた所で。余裕を持って東京駅21:10発のしみずライナー11号に乗り換える事が出来たどころか、新宿駅で客扱い中の駿府ライナー13号も見る事が出来た訳で(空席があるかどうか聞いてみましたけど、やっぱり満席でした)。それでも自宅に戻ってきたのは日付変更線を跨いでおりましたがorz。
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 で、今し方Googleのルート検索で静岡から草津温泉をやってみたのですが、東京を回っても、国道52号から中央道を回ってもほぼ6時間程度で行ける事が判明しました(笑)。バスで行くのもいいけど、ここはのんびり自家用車で高速を走りつつ行くのもいいかもしれないなぁ・・・なんてバスヲタにはあるまじき事を思ってみたり。いやいやいや、見ず知らずの道をハンドル握って車を走らせるのはまた楽しいですよ。