静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

やっぱり運行休止。

 昨日の夕方から夜にかけて、また異様な数のアクセスがあった訳で。「また俺何かやっちゃった?」と思ってLogを見直して見たところ、「青春メガドリーム号」でこちらにお越し頂いた方が多かったみたい。で、何でまた今頃?って思ってニュースサイトを見てみるとこんな記事があった。


 JR系列2社が東京―大阪間で運行している大型高速バス「青春メガドリーム号」が、18日から運行を休止する。
 使用しているドイツ製車両が昨年5月と今年3月、走行中にエンジン付近から出火し炎上する事故を起こし、今も原因が究明できないためだ。4300円という格安運賃が人気で、就職活動の学生の足も支えていたバスは、このまま姿を消す可能性が強い。
 ドイツ・ネオプラン社製の2階建てバスで国内に4台導入され、ジェイアールバス関東(東京)と西日本ジェイアールバス大阪市)が2台ずつ所有。2006年に共同運行を始めた。通常のバス2台分に相当する77〜80人が乗れるため運賃は他の高速バスのほぼ半額で、乗車率8割を誇る両社の「ドル箱」だった。
 しかし、国土交通省は3月の事故を受け、「2度も炎上事故を起こした事実は重い」として、残る2台の運行中止を両社に求めた。
 現在、青春メガドリーム号は通常のバス2台を連ねて運行しているが、2台運行の場合は運転手が4人必要なため、2社は「運賃を据え置いたまま、高コスト運行を続けるのは困難」としている。
(以下略)
格安高速バスが崖っぷち、2度の炎上事故で運行休止へ■読売新聞(4/4確認)
 やっぱりそうなりますか、って言ったところで。だけど、JRバス関東のwebページを見てみると「運行休止」とは一切書いてない。

東京〜大阪間を結ぶ「青春メガドリーム号」は2009年4月18日から以下により運行を予定しております。
■使用車両
 ダブルデッカー車両(56席 2階建トイレ付)
 ※3月16日に火災をおこしたメガライナーの同型車両は使用いたしません。

■運転時刻
 青春メガドリーム1号
  東京駅八重洲南口 23:00発 → 大阪駅桜橋口 8:25着
 青春メガドリーム2号
  大阪駅桜橋口 22:40発 → 霞が関7:58着 → 東京駅日本橋口8:09着

■運転日
 隔日運行(決定次第お知らせします)

■運賃
 片道 4,300円(こども半額)
 「早売1」ご乗車の前日までにご購入いただくと片道運賃が割引になります
 閑散日(繁忙日を除く月曜日〜木曜日)
  おとな 3,500円(こども1,750円)
 繁忙日(金曜、土曜、日曜、祝日及び祝日前日と2009年4月24日〜5月10日)
  おとな 4,000円(こども2,000円)

■発売
 発売開始日は、決定次第お知らせします。
4月18日以降の青春メガドリームの運行についてJRバス関東(4/4確認)

 要するに「青春メガドリーム号」の運行は継続するし、料金は以前と変わらないけど、火災を起こした80人乗りの車両はもう使わないよ、って言う事をJRバスの方では書いている。新聞社の中の人は「メガドリーム号」そのものが「バスの車両に対する名前」なのか、それとも「バスの運行系統名としての名前なのか」がはっきりしないで記事を書いてしまったのがが誤解を招く記事になってしまったところかと思う訳で。
 ただ、この56人乗りの2階建てバスって言うのは正直言って相当足元が狭い事は予想できる訳で。この「青春メガドリーム号」用56人乗り車両のシートマップはこんな感じ。


シートマップ■格安安心高速バス(4/4確認)
2階席が13列と言う詰め込み仕様なのに対し、車体そのものが同じ「青春ドリーム号」の場合は


シートマップ■格安安心高速バス(4/4確認)
2階席は12列と言う事で1列少なくなっている。参考までに通常のドリーム号の場合の2階席は11列となっている訳で、一応は「青春ドリーム号」と差別化は出来ているところな訳で。後、このタイプの車両は西日本JRバスしか持ってないので、「隔日運行」って言う所なのかなと思う所。