静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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六本木ヒルズ経由。

 富士宮焼きそば繋がりで(違


2009年10月3日に東京駅⇔富士・富士宮線の一部ダイヤ改正を実施いたします。
今回の改正では一部のバスにおいて、土曜・休日のみ新たに「六本木ヒルズ」に停車をいたします。また六本木ヒルズ経由の上り東京駅行きは池尻大橋バス停(降車専用)にも停車します。東京地区での乗降がますます便利になりますので、どうぞご利用ください。
[高速バス]富士・富士宮線のダイヤ改正の実施について 10/3〜JRバス関東(9/12確認)
 あれ?六本木ヒルズって都営バスだけじゃね?と思っていたのですが、良く良く考えてみると富士急行グループのフジエクスプレスが港区からコミュニティバスの運行を受託して「ちぃばす」と言う愛称で走らせています。この富士・富士宮線(かぐや姫エクスプレス・ヤキソバエクスプレス)は同じ富士急行グループの富士急静岡バスJRバス関東と共同運行。そうなると「同じ富士急グループって言う事で六本木ヒルズ停車させてしまえ」って言う発想なのでしょうか。


 六本木であれば日比谷線も通っていますし大江戸線も通っていますから、東京メトロ都営地下鉄両方へアクセスが出来る訳ですので、考えてみればかなり使い勝手がいい停留所ではないかと思います(停留所間の運転時分に関してはこれで大丈夫なの?と思う部分はありますが)。


 発想としては案外単純なものであるのかもしれませんが、社内にあるリソースを上手に活用するって言う面ではある種の「発想の転換」をして顧客に新しい付加価値を提供している、と捉える事が可能です。実際のダイヤ改正は10月3日からなのでどれだけお客さんが定着するのかはこれから先のPRによりけりだとは思うのですが、こんな「眠っている資源」を見直す事によって新たな収益源にする、と言うのはバスのような柔軟性のある交通機関だから可能であると思いますし、他の業種であっても案外似たような事例は存在するのかもしれません。
 それこそ、フジエクスプレスあたりが森ビルと共謀して東京駅に入っている路線を持っている会社に「ねぇねぇ、六本木ヒルズを高速バスのターミナルとして経由しない?」などと商売を始めれば、これはこれで面白い話になるのかな、なんて思ったりする所ですが。