静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

静岡ホビーフェア。

今日は具体的なケースを書いてみたく思います。
静岡ホビーフェアが来週の土曜日から始まると言う事で、色々と始まっています。その中で気になる記事があったので幾つか考えてみようと思いますが・・・圧倒的に「どうなのかな?」と思うのが「誰をターゲットにしているのか?」って言う事があんまり分かってないのでは?って言うところです。
 まずは今朝の日経新聞から。


24 日から静岡市の東静岡地区で「模型の世界首都 静岡ホビーフェア」のイベントが開かれるのに合わせ、自治体や民間の集客策が熱を帯びてきた。目玉のアニメ「機動戦士ガンダム」の等身大立像を見物に訪れる観光客に、市内への周遊を促して消費波及効果を高める狙いだ。静岡市電子看板のスタンプラリーを実施するほか、観光組合やホテルは独自のキャンペーンを始めた。
静岡市は8月1日をめどに、静岡駅周辺で設置を進めている電子看板を使ってスタンプラリーを実施する。イベントの運営は市が出資する静岡市振興公社(静岡市)が手がける。
電子看板に非接触ICカード技術「FeliCa(フェリカ)」搭載の読み取り端末を組み合わせ、フェリカ対応の携帯電話をかざすと、スタンプを押したのと同じく、その地点を訪れたという記録が残る。フェア会場からスタートし、複数個所を回って“スタンプ”を集めると景品がもらえる仕組みだ。
電子看板はホビーフェア会場のほか、静岡駅から商店街に通じる地下道や呉服町の伊勢丹前など計9台を設置する予定。屋外に置く看板も多いため、スタンプを集めるために観光客が商店街を歩き回るしかけになっている。
ホビーフェアの影響で静岡駅周辺の人通りが増えることを見込み、梅ケ島温泉(静岡市)の旅館や民宿で構成する「梅ケ島観光組合」は、26日に同駅周辺でプロモーション活動を実施する。組合のパンフレットやうちわのほか、組合に加盟する店舗などで使える共通割引券を配布する予定だ。
ホビーフェアではガンダムの全長18メートルの立像が置かれるほか、タミヤ青島文化教材社をはじめとする模型メーカーの歴代の製品も展示される予定。プラモデル愛好家を中心に泊まりがけで来る客もいる。
静岡駅近くのビジネスホテル「ホテルアーバント静岡」(静岡市)では、関東の学校から8月に30人分の宿泊予約があったという。公式ツアーを組む日本旅行には既に250人程度の予約があり「目標3000人の約1割。まずまずの滑り出し」(広報室)と説明している。
ホビーフェアは静岡市の主催。JR東静岡駅北側の東静岡広場で開く。約8カ月間の期間中に90万人の来場を見込む。市内には模型メーカーの本社や生産拠点が多数あり、市はプラモデルの生産拠点として広くPRする。
「静岡ホビーフェア」集客に知恵 電子看板スタンプなど■日本経済新聞(7/16確認)
是非ともこれを機会に色んな方に静岡へ遊びに来て頂きたい、と言うのが自分の偽らざるところなんですけど、「静岡ホビーフェア」に来たお客さんがどんな回遊行動を取るのか、と言えば新幹線で静岡まで来て、そこから東海道線東静岡駅に言ってガンダム見てから同じルートで帰る、って言うようにしか思えないんですよね・・・と言うか、自分がマニアでありヲタですから、例えば秋葉に何か買い物行ったらそのまま帰るって言うような行動パターンも時々取ったりするように(実際には東京行く場合には何かプラスアルファしますが)、静岡と言うまちに興味のないお客さんだとそのまま帰ってしまうと思います。
でも、どうやって静岡の中心部にお客さんを引っ張ってこようとするの?
正直分からないんですが・・・。で、こんな面白い記事を書いてあるBlogがありました。まぁ、自分が行きつけの某フィギュアの専門店さんなんですが。

でも、ちょっと待ってください。顧客ターゲット絞ってますか?
静岡ホビーフェアといっても、みなさんがおもに見に来るのは1/1RGガンダムでしょう。ガンダムやアニメ、プラモデル、ホビーに興味のあるひとが多く来場する・・と予想できますよね。
ならば、静岡市のホビーショップ、プラモデル屋、玩具や、アニメショップなどをまとめた「静岡萌えマップ」とか、ホビーフェア会場で配布するのが一番効果的だと思うのですが。
figma メガネ 番傘 着物■限定市場(7/16確認)
確かに、こんなマップがあれば「静岡みたいな田舎にもこんな濃いお店があるんだ」って言うような事に気付いてくれるのかな、って思うんですよ。で、その地図に「この店はお薦め」的なようなものを書いて行くって言うのも正直有りだと思うんですよね。正直、どんだけ効果があるか分からない電子看板を使ってみるとか、温泉場のPRをしてみるとかって言うのよりも静岡や清水の中心市街地に来るお客さんも多くなるかと思いますし、「電車orバスの時間まで静岡で何か食べてみようか」って言うような事ができるのではないかなぁ・・・って思うんですよね。
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もし、これを本気でやると言うのであれば、おいらとしてはこんなソリューションを提案します。

■「静岡ホビーホリデーマップ」の作成
1 目的
 「静岡ホビーフェア」に来場する顧客を静岡市中心部へ誘導することを目的とします。
2 顧客ターゲット
 「静岡ホビーフェア」に来場しようとする、もしくは、来場しているコアなこホビーファン。
3 誘導する先
 静岡市内中心市街地及び清水区内中心市街地のホビーショップ及び各種飲食店
4 掲載する内容
 各店舗のお薦め商品の紹介や、静岡市内を公共交通機関で動くための簡単なガイド
5 配布方法
 webページ及び会場及び協賛店、観光案内所等で配布する。
6 効果
 「静岡ホビーフェア」に来場した顧客のn%程度を誘引する
7 インセンティブ
 マップにクーポンを添付し、クーポンを渡した顧客に対して各店舗独自のサービスを提供する。
8 効果測定方法
 クーポンを事務局で回収し、統計処理を行う。
ざっとこんなもんでしょうか(苦笑)。印刷費用とか作成費用を誰がどの位持つとかって言う事は検討の要があったりとか、全然MECEじゃないですが、何かのたたき台にして貰えたら案外幸せだったりします(おいおい