静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

晒し上げ。

 そう言えばこの記事の事を晒し上げしておかないと。


 ビジネスマンの出張時や、家族旅行などでも便利で安価な交通手段に夜行バスがある。通常の観光バスと同じシートタイプの4列シートがお馴染みだが、ブランケットやトイレ付き、女性専用シートなどはもはや定番となっており、最近では個性的なタイプのシートやインターネット接続が出来ることをうたったバスなど、新しいサービスが続出している。
 2001年の改正道路運送法施行により、バス事業の免許制から許可制への移行など規制緩和が行われ、貸切バス業界では、新規事業者の参入が相次いだ。これにより競争が激化し、低価格化やサービスの充実などで差別化を図る企業が増えている。
 高速バスを運行する「WILLER TRAVEL」では、独立型2列シートが7月23日から登場。座席がシェルになっており、半個室状態の空間が用意されている。価格は通常プランで東京―大阪間が9800円〜11800円。また同社では、バスを降りたらホテルに直行し、そのままチェックインできるプランも提供している。
 一方、低価格サービスとして、平成エンタープライズの「VIPライナー」では、東京−大阪間の場合、4列シートの価格帯は4000円前後だが、片道わずか500円という「限定ワンコインシート」が提供されている。1乗車日につき1人1席のみの予約で、座席、乗車日、席数などは不定期で発表される。常時ウェブサイトをチェックする必要があるが、タイミングさえ合えば、超お得な商品だ。
 眠っている時間を利用して、目的地へ到着するという効率の良さが魅力的な夜行バス。厳しい競争の時代を迎え、そのサービスは低価格と快適さの2極化を見せている。
競争激化の夜行バスに新サービス続々 豪華カプセル式シートや東京−大阪間500円も■MONEYzine(9/12確認)
 何度も書いてますが、「WILLER TRAVEL」が運行しているのは「高速バス」ではなく「ツアーバス」です。「高速バス」とは、道路運送法(昭和二十六年六月一日法律第百八十三号)第四条「一般旅客自動車運送事業の許可」によって許可を得て、第十五条の三「運行計画」において運行計画(運行系統、運行回数その他の国土交通省令で定める事項(路線定期運行に係るものに限る。)に関する計画をいう。以下同じ。)を定め、国土交通省令で定めるところにより、あらかじめ、国土交通大臣に届け出を行ったものを言います。そして「ツアーバス」は「募集型企画旅行による乗合類似行為」であり、言うなればJTBが主催している「バスツアー」と扱いは一緒です。
 両方にメリット・デメリットは正直ありますが、こんないい加減な認識で記事を書いているウェブサイトは正直信頼する気になれないですね・・・。
 ちなみに、WILLERのバスには1度(5/31東京発)に乗った事がありますが、↓のエントリにある表には入れていません。何故ならば「高速バス」として私は認めてないからです。確かに「脱法」とか色んな意見はあるのは承知していますが、それを踏まえても「ツアーバス」の存在が今の「高速バスの多様性」を生み出したのは間違いありませんし、ツアーバスが出て来なかったら「プレミアムドリーム号」も「青春エコドリーム号」も生まれてこなかったですからね。