静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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東名ライナー208号 東名清水→東京駅


 このBlogではそんなに登場することのない「東名ハイウェイバス」。このBlogでは浜松静岡間では結構出てくる事も多いのですが、なかなか東京駅まで行くと言うのはありません。確かに地元の人間から見るとしみずライナーや渋谷・新宿ライナー静岡号、駿府ライナーという地元から便利な路線が多くなっていますから、東京へ行くには。ですが、対東京・対名古屋と言った都市間輸送需要だけではなく「地域内需要」にも対応し、地元の便利な高速バスとして今日も走っています。いきなり「原点回帰」ではありませんが、今回はそんな「東名ハイウェイバス」に乗ってみました。

 東名ハイウェイバスの中でも2階建て車は東京名古屋間の「スーパーライナー」に入っているのですが、実は浜松東京間の「東名ライナー」号2往復にも入っています。夜行便「ドリーム静岡・浜松号」に使う車両を昼間寝かせておくのはもったいない、ということで走らせているのですが、この2往復の中で1往復はJRバス関東の車両を使用しており、東名ハイウェイバスの中でも1往復しか無いレアな便です。と言うわけで、今回はこのレアな系統に乗ってみることにしました。

 昼間の2階建てバスで行くのなら一番前の席!ということで1C席を確保し、東名高速の景色を眺めながら東へと走っていきます。景色そのものは高速バスで見慣れている景色どころか、普段自家用車や営業車で運転しているのと全く変わりはありませんが、目線が高い分だけその景色はやっぱり新鮮ですね。晴れていれば富士山の眺めもまたばっちりですし、普段では見ることのできない場所から海が見えたりとか、色んな発見があります。まぁ、実際には運転席から座っている光景をのんびりと眺めることができる、っていうところが非常に気楽なところなんですけどね。

 車内は夜行便「ドリーム号」と全く同じで、2階席は1-1-1の3列独立シート、1階席は1-2の座席配列となっています。座席の幅そのものは普通のバスと一緒かもしれませんが、2階席は隣に人がくっついていないと言うのが気楽なところですし、椅子も大きく倒せると言うことで昼寝して行くこともできます。また、車内はJRバス関東の車両だけかもしれませんが、白熱灯色の蛍光灯を使用していてまた違った雰囲気です。とは言え、昼間の便じゃそんなに関係ないかもしれませんが(おい。

 冬の陽も傾き始めた東名を更に東へ東へ。大和トンネルの渋滞に少し引っかかってみたりとか、事故渋滞に少し引っかかってみたりしながらも走っていくのですが、久々にバスの車窓から見る六本木ヒルズも案外悪く無いですよ。

 霞が関からは一般道を通って東京駅へ。今回は10分程度の遅れで済みました。それから地下鉄で都内の目的地へ向かって行ったりしてます。
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JRバス関東 特急東名ライナー208号 http://www.jrbuskanto.co.jp/timebook/#page=112
平成23年1月9日乗車 D674-01506号車
東名ハイウェイバスの「2階建て車両」は浜松〜東京間は2往復、名古屋〜東京間は3往復の合計5往復走っています。東海道昼特急に乗りに行きたいけど、乗る時間がないよ!なんて言うときには、東名ハイウェイバスで「長距離バス分」を摂るのもいいかもしれません(おい。
 ちなみに、webで見ることができる時刻表では車両がわかりませんので、時刻表を抜き出してみました。何かの参考にどうぞ(おい
【下り】

便名 運行 東京駅 東名静岡 浜松駅 名古屋駅 特記
超特急007便 JR海 10:00 12:39 15:46
超特急009便 JR海 11:00 13:39 16:46 プレミアムシートあり
特急203便 JR関 11:40 14:21 15:53
超特急013便 JR海 13:00 15:39 18:46 スーパーシートあり
特急205便 JR海 13:40 16:21 17:53

【上り】

便名 運行 名古屋駅 浜松駅 東名静岡 東京駅 特記
特急208便 JR関 11:30 13:02 15:58
超特急012便 JR海 10:00 13:14 16:08
特急210便 JR海 12:35 14:07 17:03
超特急014便 JR海 12:00 15:14 18:08 プレミアムシートあり
超特急016便 JR海 13:00 16:14 19:08 スーパーシートあり

 ・・・あれ?気がついたら5往復だけになってたんだ。昔はもっと本数多かった気がするんだけど。