静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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しみずライナーJR便(終)

 と言うわけで、今日を以て「しみずライナー」のJR便の運行が終わりました。2006年2月1日から丸々5年の運行でした。明日からはしずてつが単独で運行することになるのですが、5年間で本当に色々と変わったもんだと思います。JR東海バス京王バスが「渋谷・新宿ライナー静岡号」の運行を開始し、JRバス関東としずてつが「駿府ライナー」の運行を開始。そして、東海道線の特急「東海号」が廃止になり、「横浜ライナー」やら「静岡成田空港線」も開業、そして明日からはしみずライナーが5往復、渋谷・新宿ライナー静岡号が9往復、駿府ライナー号が15往復、横浜ライナー号が3往復と、横浜・東京方面で使い分ければ32往復(更にドリーム号も足せば34往復)と言う本数になってしまいました。
 それだけ静岡東京間の輸送需要がある、という事の証左になるのかもしれませんが、そんな中でしみずライナーが果たした役割と言うのは大きいと思います。運行に関するノウハウであるとか、需要の掘り起こしとかテクニカルな面や営業的な面は大きいですが、「高速バス」と言うものの姿を見せてくれたのが「しみずライナー」であったのではないでしょうか。最初は4往復と言う小さな種でしたが、その種が大きく育って34往復にまで成長した、と言うのがその証拠であると思います。
 本当の最初は「京阪神昼特急静岡号」「京阪神ドリーム静岡号」なのかもしれません。ですが、昼間の便で格安に東京まで、場合によっては新幹線と同じくらいの時間で行くことができる、と言う可能性を示したのが「しみずライナー」だったのではないでしょうか。
 明日からは、しずてつの単独運行になります。ですが、この「しみずライナー」を生み出したJRバスの活躍をいつまでも忘れたくはないですし、しずてつさんにも「もっとお客さんを呼び込む施策」を打って頂きたく思うところです。
最後は、そのJR両社の便の並びと、もう見ることが出来なくなってしまった行き先表示で締めてみようと思います。