静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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3/22付「呼びかけ」を掲載した理由について

 本来ならコメント欄で書きべきものかもしれませんが、長くなってしまうので本文中で書かせて頂きます。
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 被災地の方が当該エントリを読んで不愉快になった、かつ、私の社会人としての資質を疑うと言うのであれば、それに対して私の方から反論は一切できませんし、その批判は甘受致します。

 今回の「呼びかけ」をさせて頂いた理由として、以下の点を挙げさせて頂きます。


 1.何をするにしても「被災地の方が居る」と言う事を忘れてはならない。
 2.今回の震災の被害は「短期的視点」ではなく「長期的視点」で考えなくてはならない。
 3.それぞれに得意分野があるのならば、そのリソースを活かした方が効率的である。
 4.「長期的」に物事を考えるのならば、関心のある分野で活動をした方が良い。
 5.支援をしなくてはならないが、それぞれの生活の中で「出来ること」「出来ないこと」がある。
 以上のように自分の中で考え、その中で少しでも多くの方に「長いスパンで支援をする必要がある」という事を訴えたくて「呼びかけ」と言うような形でさせて頂きました。それを出過ぎた真似とか「被災地外に居るから言うことができるんだ」と被災地の方が言われるのであれば、否定しませんし、そのような意見は甘受致します。
 3月11日の地震のあった時、ちょうど私は焼津市内、それも海岸まで1kmも無いような所に居ました。更に言えば津波から逃げることが出来ないような場所でした。事務所に戻ってテレビ報道で津波の様子を見て同僚と「これが焼津だったら絶対に津波に巻き込まれていた」と真っ青になったのを覚えています。
 仮に津波から逃れたとしても、元通りになるまでは相当かかるでしょうし、仮に自分たちが東海地震で同じような事態になった時に「どうして欲しいのか」と言う事を考えると、差し当たって短期的な視点な援助はして頂きたいと思いながらも「一番厳しい時を乗り越えた後」が最大の問題であり「生き延びるための課題」になるのではないかと思うのです。言い換えれば「自分たちのことを見捨てないで欲しい」と言うことではないでしょうか。
 自分の仕事以外でできる事は限られています。ですが、そんな中で「継続して何かをして行きたい」と思っている部分はありますし、その「継続して何かをして行きたい」と言うキモチは恐らく誰にでもあるのかと思います。それならば、そのエントリを読んでいただいて何か感じるところがあれば「一緒に継続して支援して行こう」と言うことを読んでいる被災地以外の方々に「呼びかけ」という形でさせて頂いたものです。買い占めをしないこと、節電をすること、何でも「継続」して行くことが重要であると考えるが故、端的に言い表している言葉が「呼びかけ」で掲載したものです。

 以上の点をご理解頂きたい・・・とは言いませんし、それを他の方に対して押し付けるつもりは一切ありません。ですが、「もし、ご理解をして頂けるのであれば、緩いつながりの中で出来る事をやって行きませんか?」と言う読者の皆様への「投げかけ」として書かせて頂いたものであります。