静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

東京で感じた「何か」。

 と言うわけで遡及日記書いておきます。随分久々ですが。
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 26日〜27日と東京までオケの仲間の結婚式2次会出席のために東京へ行ってきました。はじめは日帰りで済まそうかと思ったのですが(ミクパ帰りに乗った最終駿府ライナー29号の便利さ加減に味を占めたらしい<おい)、やっぱりこんな時にだからこそオケの仲間と酒飲んで、バカっ話して元気になりたい、と言う事もあって結局は親戚宅で1泊することにしました。

 バスに乗り込んだ時に運賃箱に貼ってあった節電ポスターにも驚きましたが、それよりも何よりも「東京都内の節電っぷりが凄い!」と言うのが最大の感想でした。JRバス新宿駅も、電車の駅も今まででは想像つかないほどの「暗さ」であった訳です。そして、エスカレーターやエレベーターも動いてないものがありましたし、電車も節電のために間引き運転。確かに静岡でも東海道線の間引き運転は行われていますが、それ以上に切実な課題であり、それに対するアクションプランを一丸となって行っていると言う状況なのでしょうか。
 それでも、まちなかにはいつもと変わらない人並みがあり、東京はやっぱり東京なんだなぁと思ったわけで。

 ですが、正直に書けば、3月9日にミクパに行ったときの東京とは「何かが違う」と言うように感じました。何か全体的にピリピリしていると言うか何と言うか、そんなものを感じました。急遽として起こった震災、それに伴う原発の事故、電気供給量の大幅な減少・・・多分そんな部分で「あの頃とは違う」と言う緊張感と言うか緊迫感と言うか、そんな眼に見えない「何か」が溢れているのかもしれません。
 確かに静岡でも4月頭の「静岡まつり」が、5月の「由比桜えびまつり」が、そして7月には「安倍川花火大会」が中止となっています。恐らくそんな「眼に見えない何か」が影響しているとは思います(実際には警備などの人的リソースを被災地の方に振り向けなければならないと言う明確な理由があるとは思います)。また、これから先の計画停電による社会基盤の不安定化と言ったものもあるのかとは思うのですが・・・でも、それでいいのかなぁ。

 こんな時に「笑顔」で居るのは、実はすごく大変なのかなと思うのです。
 自分の中に幾つもある「これから先どうなるんだろう?」と言う不安感や、「自分には何も出来ない」と思う無力感、そんな中で「自分すら信じられなくなる」と言うことが出てくるのかと思う所もある訳で。そんな中で「常に笑顔を絶やすことが無い」人と言うのは素直に凄いと思います。脳天気を自認する自分でも、今の東京の様子をみるだけで「本当に大丈夫なの?」と思ってしまったわけで。
 でも、だからこそ「笑顔」でありたいと思います。バカ出来る時にバカやって、色んな人と話して、考えて、行動して、そんな繰り返しの中で時には泣く事も怒る事もあるかもしれないけど・・・「笑顔でいたい」と思うのです。

 すごく当たり前の事を書いてしまいました。
 でも、そんな当たり前の事にまた気づかせてくれたオケのみんなに感謝。そしてお二人さんはおめでとう。
 いつでも、笑顔あふれる家庭を築かれることを心から願っています。