4月21日現在の東名高速線運休状況

　暫く大きな動きが無かったので、ここらへんで東名高速線の運行状況をまとめてみることにしましょう。

■東名ハイウェイバス
4/28から運行再開　急行309便(東京駅1220発静岡行)、急行320便(静岡駅1500発東京行)
4/28から所定復帰　急行305便・急行324便　JR東海バスの運行からJRバス関東の運行へ復帰
5/31まで運休継続　特急203便(東京駅1140発浜松行)、特急208便(浜松駅1130発東京行)

■駿府ライナー
4/28まで運行会社変更　駿府ライナー8号(新静岡8:00発)、駿府ライナー19号（新宿駅17:20発）
　　　　　　　　　　　JRバス関東の運行に代わってしずてつジャストラインが運行。

　今後も暫くの間、特急203便と特急208便という「ドリーム静岡・浜松号」のJRバス関東便絡みの昼行便が運休になる、と言う状況です。実際、この辺りに関してはResponse.jpさんの「【特集 クルマと震災】「運ばなきゃならない」仙台-東京バス特別便の舞台裏」でもこのように書かれていました。

JRバス関東では、震災対応輸送を6月末まで継続し、7月からは改めて輸送形態を検討する。同社の事業全体を見渡すと、東北方面への輸送比重が高まっているが、他地域では稼働率が低下しており、例えば千葉房総方面の輸送は例年の7割程度。全体で見ると前年比で落ち込んでいるという。東北方面の輸送にリソースを集中しているため、他地域のリソースが不足し、他社との連携でカバーしているというのが実態だ。
【特集 クルマと震災】「運ばなきゃならない」仙台-東京バス特別便の舞台裏■Response.jp(4/21確認)

　どう見ても「こりゃお互いに反目しあってるだろ」と思われるJR東海バスがJRバス関東の運行を一部肩代わりしたりとか、しずてつもJRバス関東の行路を一部持ち替えているなど、間接的ではあるものの静岡や名古屋の企業も被災地を支援しているというのは言うまでも無いところです。特にこの記事の中でいわき行などの常盤方面系統の輸送者数を考えれば仕方ないと思うところですし、むしろ出来るところで支援をしているのだなぁと思うところです。