何でこんなに違うん?
と言うわけで「最近バスネタ少ないんじゃないの?」とご指摘を受けた倉庫番です。
いや、確かにバスネタは最近減っているのはわかってますが・・・なかなか最近乗る機会も無くなっているのが実際の所なんですが、8月中に仙台まで行く予定にしております。目的はニッカウヰスキーの宮城峡醸造所に行くと言う「またウイスキーただ飲みかい!」と勘違いされそうなものなんですがw。
で、その切符の手配が完了しました。
■8月某日 駿府ライナー某号 早売7 2,050円
新宿駅(代々木)→永楽町間の駿府ライナー某号のチケットは省略しますが、とりあえず「自分の乗りたい席」に乗れて問題はないのですが・・・何でしょうねぇ、この値段。妙に駿府ライナーが「早売7」でも高く見えるのは気のせいでしょうか。気になって賃率(1kmあたりの運賃)を出してみました。
あ、そうそう、高速バスの営業キロなんて分からないので、差し当たって直近鉄道駅の距離で算出しましたので念のため。
便名 | 運賃 | 鉄道駅 | 鉄道距離数 | 賃率 |
---|---|---|---|---|
駿府ライナー早売7(押切・永楽町) | 2,050円 | 清水→東京 | 169.0km | 12.1円 |
仙台・新宿号 | 4,000円 | 東京→仙台 | 351.8km | 11.3円 |
仙台線☆ニュースター号 | 3,000円 | 仙台→東京 | 351.8km | 8.5円 |
(参考)しみずライナー号 | 2,800円 | 清水→東京 | 169.0km | 16.6円 |
(参考)駿府ライナー号通常席(新静岡-大内観音入口) | 2,850円 | 静岡→東京 | 180.2km | 15.8円 |
(参考)駿府ライナー号通常席(押切・永楽町) | 2,700円 | 静岡→東京 | 169.0km | 15.9円 |
駿府ライナーの賃率が同じように設定されていると言うのが「すげー」と思ったり、同じ清水区内から乗れる「しみずライナー」と「駿府ライナー」の賃率が違うって言うのは「これってどうよ」(いや、厳密に言えば新宿だもんで距離が微妙に違うので、厳密に計算すれば同じかもしれませんが)と言うか、「しみずライナーはやっぱり割高じゃね?」と思う所があるのですが、「仙台線☆ニュースター号」が8.5円/kmって言う値段なのは「本当かよ!」と思うところなんですけどね、正直言って。
静岡東京間はそれこそ「高速ツアーバス」が出てきても「気がついたら撤退している」区間なので、それだけしずてつ・JR東海バスの顧客浸透度が高いと思うのですが(これは両社にとって凄い大きなリソースだと思いますし、このリソースをもっと活用しないともったいないのですが)、こんなに「東京仙台間」のバス運賃が安いのは、本当に望ましいのかどうか?って言う事で考えると正直疑問な部分もあります。JRバス東北の「仙台・新宿号」にしても、東北急行バスの東京仙台系統に関しても「車両を選べば3列座席車」ですから、それだけ競争が激しくなっていると言うことでしょう。
少なくとも、仙台は通り過ぎただけ(と言うか、一度青春18きっぷで東北方面に行った時に1泊した事はあります)なので、そこを最終目的地にした訳ではありませんし、ましてや高速バスで行くのは初めてのこと。折角なので東北道の景色を眺めながら「何でこんな事になったんだろう?」と言うような事を考えるヒントを探しに行ってみたいと思います。それこそ帰りもJRバスにしてもいいかな、と思ったのですが、流石にそれじゃ面白く無いですからね。