静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

あっと言う間に満席になった2号車

 昨日の続きみたいなもの。

 昼休みに「そう言えば、静岡から大阪行の夜行バスってあったよね?」と言う事を言われ、早速空席を照会してみたのですが・・・

 既に満席になっていました<8/6の京都大阪ライナー1号2号車。(ちなみに画像は19時頃に採取したものです)
 案内のページを見ると14時の段階で「(増便の)2台目以降は出しません」と言うことで、「さて、いったいどうすりゃいいもんか?」と言うことで相談を受けた訳なんですが・・・やっぱり夜行便の増便って言うのは正直難しい所でしょうか。まさか阪急の方に車両を出して貰うわけにも行かないですし、自社の持っている3列車は2台しか無いですからね。こう言う時を考えれば予備車をもう少し置いてもいいかなとは思うのですが、それだけ絶対的な需要があるわけではないので難しい所と。

 確かにこう言う「スポーツ大会」的なものの配車とか言うのは結構大変だった事を思い出します。直前に日程が決定する事も多いので、じゃぁどこから持ってこようかとか、どんな感じで配車をしようかとか言う部分はそれこそ「総力戦」なわけで。下手な事をやるとお客さんから怒られるわ、その一方で、「んな事できるか」的な事をバスの営業さんから言われ、営業担当者としては挟まれて「じゃぁどうすりゃいいだよ!」と行き場の無い怒りをぶつけていた事を思い出します(決していい想い出では無いですが)。

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 今の仕事をやっている中で、必ずお客様に「現場の方を大事にしてください」と言っています。

 どんな会社でもそうですが、価値の源泉はお客様であると同時に現場の最前線で日々の仕事をされている方ですし、仕事をされている方が「自分たちの会社のファン」にならないと、本当にお客様に対して「ウチの商品は〜ですよ」と言う事はできないのでは無いでしょうか。

 変な話ですが、「ウチの会社の◯◯なんかに絶対客送らないよ。あんなところに客送ったら客から怒られるもんね」と言う事を聞いたことがあります。まぁ、いろんな所を見て来た上で「同じ会社」と言うよりも「職業」としての価値判断が優先されるケースであると思います。「職業としての価値判断」を一律に否定はしませんし、何よりも「いいものはいい、悪いもののは悪い」とはっきりと言う事によってお客様からの信頼を得る事ができると思います。

 この場合の問題は「会社の上層部が、自社の【外部から情報を得る事ができる人】と言う【リソース】を活かしてない」と言うところにあると思います。自分自身にしてもそうなのですが、ある一定の仕事をしていると「その業務を中心にした物事の考え方」をしてしまう部分が出てきます。それは仕方ないです。個人の中で「最適化を図るための行為」になるのですから。
 ですが、ある程度マネジメントをするポジションになった場合には、その「最適化」とは別の観点から様々な事象を見る必要があるのもまた事実ですし、煮詰まった時の突破口となる方法も知っている必要があります。そうなった場合には、やはり「自分の守備範囲外の情報」と言うのも入れて、多面的に検討する必要はあるわけで。

 まぁ、何が言いたいのかと言えば、今の視点で過去を見直すと「あんな事できたんじゃないか?」とか、「こんな方法を取っていれば、もう少し上手く生き延びたんじゃね?」って思う所があったりするって事でしょうかorz。で、その場で上手く生き延びる事ができれば・・・今の自分も無かったのではないか、なんて言うところなんですよね、ええ。