静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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Patr3 津軽海峡フェリー/青森駅→青森FT〜函館FT→函館駅


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と言う訳で、9時間30分のバスの旅を終え、今度もバスで北海道を目指す・・・と言うわけには流石に行かない。
確かにJR北海道の「スーパー白鳥」も惹かれる部分があったが、折角ここまでほぼバスだけで来たのだから(新宿駅→東京駅除く)、可能な限り鉄道を使わない方向で、と言うことを考えておりました。

青森駅からフェリーターミナルまではシャトルバス、と言うか市内のコミュニティバスで移動。途中の新青森駅では785系が停車しているのを見て「乗りたい」と思ったのは言うまでもないところで(「スーパーカムイ」崩れの「快速エアポート」では何回か乗車してますが)。フェリーターミナルまでは大体20分程度かかります。今回は青森港から札幌駅まで「津軽海峡物語」と言う北海道中央バスが設定している特別企画券を用いたので、青森から札幌まで6,000円で行けると言う安さです。尤も時間はその分かかりますがw。既に乗船券と引き換えているのでバス乗車券しかありませんが。


今回乗ったのは一般船室、それこそ「桟敷席」です。流石に椅子の座席はないですし、上級変更しても二人用個室以上しか無いので今回はそのまま乗ってしまいます。でも、バスと比べて足を投げ出す事も出来ますしシャワーもあるわけで、いい気分転換にはなります。早速シャワーを浴びてから出港の様子を眺めた後は船室に入ってしばしのんびり。溜まっていた動画をこんなところで見たりとかも出来ます。あ、コンセントはありませんでしたので念のため。
海峡に入ったら周囲は海だけですので、iPhoneのマップで「今どこらへんかなぁ」と眺めつつごろ寝してしばしの休息。この日は波もなく平穏な航海でした。2時間ほど昼寝からして起きると車窓、いや、船窓に陸地が再び見えてきます。
北海道にたどり着きました。


程無く函館港に到着しましたが、フェリーだけあって先に車をおろし、それからバイク・自転車!を下ろしてから歩行者の下船となります。車両甲板を歩くのですが・・・カートを引きずっている人間には正直つらい部分があったのは言うまでもありません(苦笑)。


そして、函館フェリーターミナル着。ここから先はシャトルバスに乗車して函館駅へと向かった訳なのですが、乗車したのは10人も居ない位。やはり連休前の金曜日とは言え「平日」であるのは間違いないですね。

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今まで「伊勢湾フェリー」には何回も乗っていましたが、これだけ長距離航路のフェリーには乗った事が無く新鮮でした。昔から「船だけは上級に乗る」と言う旅行者も多く、国鉄が三等級制を取っていた頃には「青函航路だけ二等船室」と言う切符もあったみたいです。
残念ながら渡道初経験が青函トンネル開業後でしたので、青函連絡船は乗った事がありません。「青函連絡船」で検索すると往時の様子が出てくるのですが、グリーン指定席を見ると「これって今の3列独立シートの先駆けじゃね?」とか思ったりするのですが。

せっかくですから、船の科学館に展示されている「羊蹄丸」でも見に行こうかと思うところです。