静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

12/22 みしまコロッケ4号 三島駅南口→渋谷マークシティ(京王バス東)

 この日は夜に勉強会があり、それに出席するために東京へと向かう事になっていました。さて、一体どうやって行こうかと悩んでいたものの、結局は「普段静岡に住んでいるとなかなか乗れない路線」を選ぶ、と言う事で「みしまコロッケ号」と言う高速バスに乗ってみる事にしたのです。
 でも、何で「三島」で「コロッケ」なんだ?と言う向きもあるかもしれないわけで。
 いわゆる「B級グルメ」の一環としてあちこちで「ローカルフード」をメインにしたまちおこしをしようと言う動きがあるのだが、その中で三島市は「箱根山西麓で取れた農産物を使って何かやりたいね」と言う事があり、その中で「コロッケ」で行こうと言う話になったらしいわけで。それこそ、三島市内でも箱根山の方ではじゃがいもなどが収穫されています。
 では、「みしまコロッケって何よ?」と言う話ではあるが、その定義は簡単で「箱根山西麓で取れた農産品を使ってコロッケ作ればみしまコロッケだよ」と言うシンプルな定義。で、その名前にあやかって富士急シティバス京王バス東が運行している「新宿沼津線」の一部便を三島駅経由にして「みしまコロッケ号」と言う愛称をつけたと言う話。富士急シティバスではこんな感じのラッピング車を準備して運用していると言う話で。
 では、京王バス東は一体どんな感じの車両なのか?と期待を少ししていたのですが・・・

 はい、普通の新エアロエースでした。で、そのエアロエースの中身は・・・

 渋谷・新宿ライナー静岡号に入っている36人乗りの車両ではなく、42人乗り(ドア側10列、運転席側11列)と言う静岡市内ではなかなか見ることにができないタイプの車両でした。恐らくはこれ、中央高速線でメインに入っている車両だと思うのですが。そう言えば去年富士急ハイランドから新宿駅まで乗った富士急もの車両も42人乗りでした。
 その時は満席だったのですが、今回は最終乗車地の関東自動車工業前を出てから10人も行かない状況でしたので、確かに楽と言えば楽でした。逆に言えば「それだけお客さんが少ない」って言うことになるのかもしれませんが。
 
 バスは三島駅南口から北口へ進んで行きますが、萩芙蓉台のバス停を過ぎ、裾野駅入口を通過する頃には既に真っ暗。冬至なので仕方ない部分もあるのですが。実際、この裾野近辺に関しては沼津からの系統も走っています。以前沼津からの「さんさんぬまづ・東京号」や「さんさん沼津・新宿号」に乗ったことがあるのですが、こちらは朝だったので満席と言う状況もありました。小田急電鉄JR東海では「あさぎり号」を御殿場線に走らせてはいるものの、やはり高速バスの安さには敵わない、と言う所はあるのかもしれません。

 裾野ICから東名高速道路に入り、この4号だけは足柄SAで10分休憩。完全に真っ暗です。
 その間に大阪からの青春昼特急号やプレミアム昼特急号も入ってきたりなどしてますが、大阪からの系統はどれも満席。昼特急も10年経ってだいぶお客さんも定着してきた、と言うところなのでしょうか。

・・・で、早速食事と言う事で。

「みしまコロッケ号」の車内で「みしまコロッケ」を食べると言う何じゃそりゃ?的な展開。買ったのは三島駅の駅弁の売店なのですが、工場は沼津市内、それも港の近所。「折角だから食べたい」と言う人向けの2個パックな訳なのですが、まぁ、これもアリなのかなって言った所。コンビニでおにぎりでも買えばよかったと多少後悔はしたのは言う間でもありません。
 そのあとはホームとも言える東名高速。昼間の用事で疲れていたので気がつけば居眠りモードに突入し、気がつけば東名江田。首都高は渋滞していたものの、そこそこ流れている状況。ただ、次の予定が入っていたので渋谷で「みしまコロッケ号」を放棄して山手線&中央線で東京駅まで向かい、東京駅で某社のカレンダーを購入してから目的地へ。

 う〜ん、東京駅行くのだったらわざわざ高速バス乗らずに、東海道線で行っても良かったのかもしれない(おい。

 どこの「JR東海バス渋谷駅」ですか(汗。

 ちなみに、「みしまコロッケ号」は来年1/7にダイヤ改正が予定されており、この乗車した夕方三島発の新宿行きは廃止され、朝の新宿行2本、夕方の三島駅経由沼津駅行となる上、萩芙蓉台からは東駿河湾環状道路を経由して沼津インターから東名高速道路に入り、東名裾野停車と言うようになります。恐らくは小田急箱根高速バス/沼津登山東海バスが運行する「三島エクスプレス」との競合なのかなと思います。