静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

今年もありがとうございました。

 と言う訳で12月31日、2011年も終わりと言う日になりました。この1年も今までと同様に色々とありましたが、こんな事が印象に残っております。
■1月:「しみずライナー」からJRバス関東JR東海バスが撤退
 
 1月は清水・静岡にゲストをお招きして、しみずライナーの写真を撮りまくっていたと言うのが印象に残っています。その時に、後になって「京都大阪ライナー号」の訓練運転と判明した阪急バス夜行車を目撃したと言うのもありました。普段は駿府ライナー乗るのに、わざわざしみずライナー乗っていたって言うような事もしておりました。

■2月:しずてつ高速線大幅ダイヤ改正
 
 2月はその代わりに大幅なダイヤ改正が行われました。駿府ライナーが「驚きの」15往復になって、しずてつ便については車両と乗務員が別々の営業所が担当にするようになったりとか、JRバス関東便に関しては東京支店以外にも諏訪営業所や佐野支店が担当になりました。また、しずてつの単独運行になったしみずライナーが、西久保・鳥坂の共管路線になったりとかありました。結構そう考えると2月の改正は非常に大きな改正だったと思います。
 そんな中で、「京都大阪ライナー」運行開始告知や、「渋谷・新宿ライナー静岡号南幹線ルート(俗称:渋新清水号)」運行開始告知と言うのもありましたね。

■3月:東日本大震災発生。
 
 3月は「京都大阪ライナー号」や「(残念だった)ミクパ@東京」とかあったのですが、3月11日の14時46分にそれらは全部ふっ飛ばされました。丁度自分はその時間に焼津市内の某所でヒアリングをしていたのですが、震災の発生で今後の安全の事を考えて中断し、営業車で静岡に帰って来ました。その後、桜橋まで運行を再開した静鉄電車で帰ってくる事ができたのですが・・・今考えれば、今考えると色んな幸運があったのかと思うのです。
 焼津でも行っていた場所は海岸からそんなに距離が無い標高が低い場所。もし、あの地震駿河湾で起こっていたら絶対に自分はここに居ないはず。そこからまず幸運でしたし、普段は電車で出張に行く所がこの日は営業車で行っていたこと。営業車で行っていたが故に静岡市内まで帰る事ができましたし、静鉄電車が動いてくれたからこそ家まで帰る事ができました。
 
 せっかくですので、大阪を走るしずてつバスの姿も挙げておきます。

■4月:それでも桜は咲いている。
 
 去年を象徴する1枚なのかなと思います、この1枚は。
 4月1日から運行を開始した「渋谷・新宿ライナー静岡号南幹線ルート(俗称:渋新清水号)」に乗りに行った時、渋田マークシティで撮した1枚ですが、どんな事が起こっても桜は全く変わらず季節が来ると咲く、そして、バスは当たり前のようにダイヤに沿って走っている。
 本当に「当たり前」のような事が「すごくありがたいこと」であると言うのを改めて確認したのがこの4月だったのかもしれません。
 
 そして、震災の絡みでJR東日本E231系グリーン車開放で沼津〜富士間を走っていた事もありました。

■5月:特に何も無かった・・・のかな?
 
 すんません、特に5月は何も無かったような気がします。確か会社の方が色々とヘビーな診断の準備に入っていたような気がするので。写真は五月晴れの空の下を走る駿府ライナー(関東/諏訪)便です。

■6月:何でそんなにスタイリッシュ?
 
 6月も特に何も大きな事は無かったような気がします。
 確か新静岡駅(鉄道)の方がだいぶ改築工事が進んでいて「おいおい、こんなに新静岡駅がスタイリッシュになるのか?」なんて感じでビックリしてしまっていたような気がしないでもないです。はい。

■7月:新宿浜松7時間。
 
 都内で大学校の同窓会に行った翌日に浜松に行ったのですが、東名高速大渋滞で新宿浜松間が7時間と言う大旅行をしてしまいました(苦笑)。案外京王の車の良さを知ったのもこの時でした。そう言えば渋新浜松号にも遠州鉄道が参入してきたんですよね。そう言う面から言えば今年って遠鉄の高速バスにとって一大転機だったのかもしれません。

■8月:仙台新宿線に乗ってきた。
 
 かねてから乗車してきたかったJRバス東北の「仙台新宿号」(昼行便)に乗車してきました。大学の同級生のお店に突然訪問したりとか、七夕まつりを見てきたりとか、被災地の様子を見てきたりなどしてきましたが、感じたのは「やはり自分の目で見て、聞いて、考えないとならない」と言うことでした。
 いまでもこの日の様子は頭の中にありありと残っています。

■9月:札幌までバス乗り継ぎをやってみた。
 
 静岡から札幌まで高速バス乗り継ぎで行って来ました。鉄道を使ったのは新宿東京間だけでしたが、都合高速バス3本とフェリーを乗り継いでの「大Ground Tour」は久々に乗りごたえがあって楽しかったです。この時に友人の結婚式に出席したりとか、色々と言われている夕張のまちを見に行ったりとかして、ただ「楽しかった」だけではなく、色々と考えるヒントを貰った大旅行でした。
 そして、忘れてはならないのは、大学の頃の先輩が亡くなってしまったこと。台風が来ている中での大阪で行われた告別式に向かうために、京都大阪ライナーに振られ、京阪神ドリーム静岡号に振られ、新幹線で前泊して行った事もありました。色々と親しくしてくれた・・・と言うか、モノの見方を教えてくれた先輩だけに本当に残念でした。RIP。

■10月:イベント多すぎ。
 
 静鉄電車の急行復活運転開始とか、京阪神昼特急静岡号の復活運転開始、とありますが・・・静岡民的にはやっぱり「静鉄電車の急行復活」が一番大きなトピックスでした。運行開始日は会社へ出勤する時に一眼レフを持って出勤して行って拠点駅で撮影したりとか、新静岡で写真を撮っている所が全面展望動画に(以下略。
 お陰様で、今では気分によって「静鉄で出勤するかなぁ」なんて言うような事もあります。でも、年明けから一体どうしようかなぁ・・・なんて言う事も考えていたり。

■11月:箱根の山で怪我してみたなど。
 
 毎年11/3の恒例になりつつある箱根登山バスの「長尾峠線」、今年は乗りに行かずに自家用車で走行写真を撮りに行ってました。で、大観峰の休憩所で転んで左手を打撲したりとか言うような怪我をやらかしてみたり。まぁ、右手じゃない分よかったとか思う所はあるのですがね。
 しかし、これは「バスに乗らずに写真を撮るとは何事か?」と言うバスの神様のお告げなのでしょうか(違

■12月:雪の中で。
 
 そして12月は毎年いつもの忘年会。その翌日は札沼線沿線で雪と戯れながらこんな写真を撮っておりました。

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 もし、地震が無かったら今年1年一体どうなっていたんだろう?と思う事が実はあります。
 ですが、それを問うのは無意味な話ですし、少なくとも自分たちに与えられた外部条件の中で「どうやって精一杯やって行くのか?」と言う事を先に考えるべきなのかなと言うように思うのです。

 その「外部条件」の中で、では自分はどうだったのか?と言うと・・・
 決していいパフォーマンスを挙げる事は出来なかったのかな、と思う部分があるのです。個人的な事情が実は色々とありました。それでも、もっと色んな事ができたのではな?と思うと本当に今年1年残念な一年であったのは言う間でもありません。
 その理由としては、やはり計画的に色々と出来なかった事もあれば、ちょいと事情は書きませんが別の方向に引っ張られてしまっており、その影響が色々とでてきたのかなぁと言う部分があります。まぁ、何にしても自分が悪い話ですので何も文句は言えないのですがね。
 来年のスタートからそれらを全部リセットして、って言うのはトンデモナイ話しですし、継続案件も色々とあるのでそれはそれで片付けて行かないとならないのはありますが、来年こそいろんな面で前に進める事が出来るような1年でありたく思います。

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 皆様にとって、この2011年色んな事があったと思います。
 その「色んな事」を忘れると言うことは出来ないと思いますし、「忘れてはならない」事が多いと思うのです。その中で、2011年に得た色んな事を2012年にどうやって活かしていくのか?これがいま求められてると思うのです。

 今年も1年間、このBlogをお読み頂きましてありがとうございました。
 また来年もお読み頂ければ幸いでございます。