静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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夕陽の残照。

伊東まで出かけてきた。
帰りの電車に乗っていると、沼津駅に「あさぎり8号」となる小田急20000形が入ってきた。

ダブルデッカー車の窓に映った夕映えが見えた。

沼津地区への観光ルートを開拓しようとして沼津まで延長運転された「あさぎり」号。
今では東海バスの沼津からの西伊豆特急バスも大幅に減便、伊豆箱根鉄道が運航していた西伊豆航路も無くなってしまった。東伊豆にはお客さんも多く訪れるが、西伊豆にはそう多く訪れる事がない。

いろんな要因があると思う。
東京から沼津への在来線普通電車の運行(以前からこれはあるが)もあるし、確かに本数的には増減があるものの沼津・三島・裾野地区と東京駅・新宿駅を結ぶ高速バスの運行本数増加、なんて言うのもある。他にも色々あるかもしれないが。

本当に「あさぎり号」と言う資源を活かすことができたのか?
最後の最後まで「お客さんを取り込もうとすること」をやってきたのか?

とは言え、やはり既存の「他のリソース」の知名度にはかなわなかった、と言うのが最大の理由なのかもしれない。
願わくは、最後の日まで走り抜けることを。