静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

今日もまたコメント。

と言うことで先日の記事に関してコメントを頂戴しています。長くなってしまいそうなのでエントリでコメントとさせて頂きます。

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>それを言っちゃあオシマイよ、じゃありませんか。

本当に自分でもオシマイだと思います。今までやってきたことの「全否定」ですから。
では、何故あの表現に至ったのか、と言うことを書きます。

「ツアー」形態が出てきた頃、自分自身も「脱法ツアーバス」などと「路線に肩入れする」立場に立っていました。ですが、その後の状況を見ると「ツアー」がの市場を形成したことや、「路線」に善し悪し問わず影響を与えている、と言うことを考えると「一定の立場に肩入れした発言」が、自分のスタンスとして望ましいかどうか、と言うことを考えるようになりました。

尤も自分はバックグランドから見れば確実に「路線派」ですし、これは逆立ちしても否定できません。
実際に自分がいわゆる「高速ツアーバス」に乗ったのはたった1回だけですし、ファーストチョイスはやはり「高速路線バス」です(静岡からだと路線しか無いのが実際の所なのですが)。

ですが、「中の人の考えを押し付けたくない」って言うのには気を配っています。
確かに「ツアーよりも路線の方がいいよ」とアドバイスをすることはありますが、最終的に「路線」にするか「ツアー」にするかはその実際に乗る人の判断になりますし、「乗る人」の目的や条件はそれぞれですので、その選択を否定は出来ないと考えています。
そうなるとマニアが意思決定に関与できる部分は、利用者の分かりにくい情報を「収集→整理→分析→提供」を行うところなのかなと思うのです。実際に時々書く[乗りバス]タグであるとか、その他のネタは別としても、情報の「収集→整理→分析→提供」にフォーカスしている(=自分がやってて楽しい)ことがこのBlogの目的である、と言うように考えているのです。(ただし、中の人が特定路線ばっかり使っている、と言うツッコミもあるかとは思うのですが、それはそれで「自分自身にとって使いやすい要素が大きい」と言う判断です)

そう考えると、仮に「制度論」に関して語ることがこのBlogの方向性として相応しいのかどうかを考えた時に「どうなのだろう?」と思う部分があり、敢えて取り上げないどころか「制度論をマニアレベルで語ってどうなるの?」と言う表現に至ったと言うものです。

後、ご指摘のあった「お客様から見て「ツアー」だの「路線」だの、と言う事は正直もう関係ない時代になってしまった」と言う部分ですが、これは自分の勤務先の特性と言うものもあるのかもしれませんが「競争」と言うものに関してシビアに見ざるを得ないと言う立場にあるが故のものと考えて頂ければ幸いです。
「限られたパイの中でどうやって生き残っていくか」と言うことは、バス業界だけではなく他の業界でも全く同じものです。単純に安い財貨を提供しているから競争に勝てるものでは無いですし、単純に良い財貨を提供しているから競争に勝てるものでもありません。その提供する財貨を他の財貨とどのように差別化するかということや、その差別化をどのように創りだすのか、と言うことが「企業」として求められている時代です。全然想像してなかった異業種が入り込んでくることも十分考えられるので、そのような場合に「自分たちのお客さん」をどうやって確保し続けていくのかが今ほど求められている時代はないと思います。お客さんは移り気なもの、と言う前提に立って考えた時、ロイヤリティの高いお客さんを確保することの重要性が制度改正も含めて大事になってくる、と言うスタンスのものである、と言うようにご理解を頂ければ幸いです。

>職場等でも見解求められたりしませんでしたか。
>そんな時、これで相手はスッキリするのだろうか・・・。

確かに「お前バスばっか乗ってるけど大丈夫か?」と言うような心配は確かにされました(苦笑)
とは言うものの「【コンプライアンス】と言う言葉をどう考えているのか?って言うところでしょうね」と言うように見解を示しておきました。【コンプライアンス】と言う言葉を「法律さえ守っていればあとは何をやっても構わない」という考え方か(実際には法律すら守ってませんでしたが)、「法律は最低限守るべきものであり、本当はもっと大事なものがある」と言う考えているのか、と言う部分なのかもしれません。

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今日もまたまとまらない内容になってしまいました。
本当にすんませんでした。