静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

静岡甲府線に乗ってみて。

 乗車記とは別にしてみました。以下、読む人を選ぶチラシの裏なので、お前の偏った意見など見たくないわ、とおもわれる方は別のエントリを読むほうが生産的です。
 まず、乗ってみた上での率直な感想は「山梨で何するの?」と言う所でしょうか。
 甲府側からの場合には「往復乗車券+静鉄電車・バス一日乗車券」と言うセット商品が発売されており、静岡側での観光需要の対応等が可能に鳴っているのですが、静岡側から見た場合には「甲府まで行って、後は一日自由に楽しんでね」って言うようにも見えなくありません。例えば、主要観光地をカバーするような一日乗車券のセットなども販売すると言ったことも必要でしょうし、モデルコースなども設定して「こんな事もできますよ」って言うような売り方も必要なのかなと思います。
 それこそ、個人的に思いついたのは甲府市内ではありませんが、勝沼にある「ぶどうの丘」までJRで行って、ワインの試飲を楽しんで気に入ったワインを買って帰ってくる、と言うのがあります。「ふじかわ」で行くのは値段高くなるし、かと行って車で行ったら試飲が出来ない。そう考えるとバスがあればなぁ、なんて思うところなんです。

 次に思ったのがダイヤ設定と言うところ。静岡側から見た場合にあ、出発は朝7:25で甲府駅が10:15。帰りは甲府が16:55で静岡駅が19:43。甲府出張の場合なんかには時間帯によっては使えるのかな?と思う部分もあるのですが、甲府側から見た場合には帰りの静岡駅15:50発と言うのは少し早すぎるのでは?と思う部分もあります。
 

 甲府駅前案内所で貰った山交制作のちらしなのですが、新幹線の写真が出ている通り(新幹線がこの間引退した300系なのは別にして)、単純に
「静岡を最終目的地」とする旅客ではなく、「名古屋や大阪を最終目的地とする旅客」もターゲットにした「新幹線接続路線」としての役割を持たせたいのでは、と思うところです。そうなってくると静岡駅15:50発と言うのが多少早過ぎないか?と思うのですよね。もう少し時間帯を遅くするとかの方向性もありとは思うのです。また、9月30日までの「期間限定運行」のはずなのに「10/1からは・・・」と言う表記もあり、山梨交通としては「9月30日以降も継続して運行したい」と考えているのは明白です。

 とは言え、東京のように大きな需要がある区間ではないですが、競合相手として身延線の特急「ふじかわ」号もある区間であるのは間違いありません。これから先お客さんがどのように付いてくるのかと言う点が気になるところですし、どのように需要を開拓していくのか、両社の取組みが求められる所なのかと思います。

 ただ、何にしてもしずてつさん、高速車を入れてください。やっぱりトイレ無しって言うのは「保険」って考えるとやっぱり怖い気がしないでも。東名みたいに何十キロおきに休憩施設があるってワケじゃありませんから。