静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

7/20 新宿甲府線KO1518便/甲府駅前→新宿西口BT

甲府駅で乗継を待っていると、こんなバスが入って来ました。いやぁ、マジで乗りたかったワケなんですが。

このバスの続きです。

甲府から東京まで抜けるのには幾つかの方法を考えておりました。甲府昭和で降りて、静岡民には乗ることの出来ないJRバス関東担当の昼行高速バスに乗って新宿西口を目指す(でも、車両は駿府ライナーでも乗っている車両)方法であるとか、甲府で「鳥もつ煮」を食べてから向かうとか、色々と考えておりました。実際には都内で別の用事が入ってしまったため、選択肢は狭まり、素直に新宿甲府線を使う方向になりましたが・・・

結局は「特急便」を使う事になりました。甲府南経由でも良かったのですが、この「特急」と言う言葉に惹かれたのは言うまでもありません。以前、甲府に用務で来た時に、山梨交通便の石和経由新宿行を使ったことがあるので、乗車したのは2回目になるのですが、京王便かつ特急便と言う無難なチョイスに。

実際にやってきたのは京王バス東の60401号車、屋根が低めのセレガR。椅子そのものは渋谷・新宿ライナー静岡号でやってくる京王バス東の車両と同じでしたが、考えてみれば静岡系統には「パウダールーム付き車両」が原則として運用される事にので、本家の中央高速バスに比べても優遇されていることが分かります。はい。
このバスの切符を予約した際に驚いたのは、今まで「予備席」とされていた1AB席が開放されていた所。今までは取れなかった座席なだけにバッチリ座って行きました。一体いつから方針が変わったのか気になる部分でもあるのですが。

バスは金曜日の午前中にも関わらず、ほぼ満席。1B席にもお客さんがやって来て出発です。
この新宿甲府線(石和経由)ですが、中央道には勝沼インターから入るのですが、それまでは「山梨」らしい風景の中を走っていきます。

 

甲府の中心商店街の中を走り、少し外れた所を直角に曲がる所も何箇所も。

身延線元善光寺駅の下を通るのですが、考えてみれば(と言うか考えずとも)身延線JR東海の路線。このオレンジ色のJRマークを次に見るのは静岡に帰ってきてからになるのだな・・・なんてこの時は思っていました。ええ、この時は(伏線)。

 

石和温泉を抜け、国道沿いに広がるぶどう園を眺めながら「あー、マジでワインの美味しくできたシーズンには、もう一度静岡甲府線に乗ってワインでも楽しみに甲府に遊びに来るか」などと先の事を考えてしまうのは言うまでもありません。そして、勝沼インターから中央道に入ります。この中央道もまた後で通る事になるのですが(またもや伏線)。山間を抜け、トンネルを抜けて一路東に走っていくのですが・・・

外は視界を遮るほどの雨。そして、そんな中をかっ飛んで抜いていく信南交通便。流石にどの便かまでは分かりませんが、この先会う事はありませんでした。んまぁ、実際にはそんなに急ぐ訳ではないのでノンビリと走っていきます。とは言え、中央道に入って停車するのは中央道日野の降車のみですから、各バス停に停車せずに淡々と走っていくと言うことでしょうか。ええ。

 

車内でぼんやりと景色を眺めている間に、バスはあっという間に首都高速へ。西へ向かう中央道昼特急号とすれ違ってから初台ランプで流出してから、駿府ライナーで見慣れた甲州街道を走っていけば新宿西口バスターミナルへ到着。甲府からは約2時間。早いもんです。

約2時間の旅でした。つい、ここまで来ると「さーて、静岡に帰るか」となりそうな所もありますが、今回はまだまだ終わりません。取り敢えず大きな荷物を預けてから打ち合わせに。もう一度このバスターミナルには約9時間後に戻ってくる事になります。