静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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7/20 はかた号NR0401便(1)/新宿西口BT→天(福岡)神BC


しばらく間が開いてしまってごめんなさい。MacOSの新しいバージョンが出てクリーンインストールしていたりとか、それが終わったら研修で3日間ほど東京へ行っていたりなどしていて、この「山陽奇行'12」も東京都内で止まっていました。と言うわけで、奇行を再会することにしましょう。前に乗ったバスはこちらです。

 新宿西口に到着した後、都内で2件ほど打ち合わせ。せっかく平日に東京にいると言うことで打ち合わせが入ってしまいましたが、どの打ち合わせ(と言うか半ば個人業務の相談的なもの)もある意味非常に考えさせられる案件だったわけで。ええ。
 夕飯を食べながらの打ち合わせの後、再び新宿西口バスターミナルに戻って来ました。当然戻ってくる前に近くのNEWDAYSで補給をしたわけで。ヨドバシの前で待っていると・・・やって来ました。今夜のお宿。


かねてから乗りたかった西鉄バスの「はかた号」。何回となくなぜか東名高速上で見かけたりとか、写真を撮っていたりしたわけなのですが、実際に乗るのは初めて。当然「プレミアムシート」を予約しています。当然ですが、乗車する前にはあちこちの乗車記を眺めていましたが、やっと乗れると言うことで、本当に楽しみでした(実際に予約はサーバーが動き出す午前4時に起きて予約していたりとか、切符を買うために東京まで来ていたりとか)。


今回の座席は1P席。進行方向左側の最前列です。窓ガラスの無効には信南交通伊那方面行とヨドバシカメラの華やかな電飾。ここからバスに乗るときはそれこそ静岡に帰るとき位しかないので「なんか日常だよね」と思ってしまいそうになりますが、何と言っても座席はプレミアムシートなので1-1席。そして最前列なので「なんだ日常か」とは全く思えません。やはり「車両」というのも旅心をくすぐるものです。

時間が来て、新宿西口を出発。一路福岡までの長い道のりを走り始めます。
この日はプレミアムシートは満席、ビジネスシートは窓側が全部埋まる程度と言う状況でした。お客さんも若い人からお年寄りまで幅広くなっており、車内からは九州の言葉も聞こえてきます。高速道路には首都高新宿線の初台ランプから入り、中央道経由でまずは最初の休憩地である諏訪湖SAまで向かっていきますが・・・

外は当然真っ暗。おまけに雨。何も見えません。

車内ではDVDが流れていますが、今回は「諏訪湖まで時間がかかるし、真っ暗で外も見えないよね」と言うことで、事前にiTunes Storeで「英国王のスピーチ」を借りてiPadに投げ込んでありました。と言うわけで、車内案内が終わったらしばし映画鑑賞タイム。

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普通、「高速乗合バス」と言うと案内放送は肉声+合成音声なのですが、完全に「肉声」だけでの案内でした。その上、控えの乗務員さんが客室に上がってきて、車内設備の案内などもしてくれます。さすがにこのあたりはツーマン運行だからこそできるサービスなのかもしれません。また、プレミアムシート乗客には「プレミアムグッズ」と言うことで使い捨てスリッパ、耳栓、アイマスク、ハンドタオルのサービスも。ハンドタオルは使い捨てではなく、まごうことなき「タオル」なのでこれからの季節に重宝するところ。実際には車内で使うことはありませんでしたが。

映画を見終わると同時に諏訪湖SAに到着。
一服して、トイレに行っている間に車内にはカーテンが引かれ、すっかり「夜行バス」となっていました。


真っ暗闇の中に車内の明るさが目立っています。バスに乗り込んで、椅子を目一杯倒して、気が付けば寝ておりました。
(続)