静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

今回「新高速バス」を掲載した理由と今後について

 今まで本Blogでは「高速ツアーバス」に関しては殆どと言っていい程書いて来ませんでした。理由としては、中の人が「高速ツアーバス」とは縁遠い生活(と言うか乗りバス)をしていたため、その実態に関して実際に自分の目で見ることが無かったことがありました。
 ですが、今回の制度改正により「高速ツアーバス」が「高速乗合バス」に一本化される事によってこのBlogでも「取り上げない明確な理由がない」事になりましたので、明日からの「新高速バス制度」の実施によって、今回路線の内容に関して掲載することにしました。

 このウィラーの転換路線を当Blogで取り上げる事について、個人的に相当の葛藤があった事は言うまでもありません。

 個人的なスタンスとしては、やはり自分は東京やら大阪やらに結構出かける機会は多いですが、この「静岡」と言うところで生きている人間です。そのような人間にとってはやはり「地元の会社」に何だかんだ言って愛着はありますし、東京に7ヶ月の研修に行ってる間に甲州街道を走る「駿府ライナー」(しずてつ便)とか「渋谷・新宿ライナー静岡号」(JR東海バス便)の「静岡」と言う文字を見て何とも言えない郷愁を感じました。そう言う面から言えば、やはり個人的にはしずてつやJR東海バスに肩入れしたい部分があります。
 ですが、その売り方を見る時、「こうすればもっと良くなるのでは?」と言うような部分を感じるところがあるのは言うまでもありません。例えばWebを使った販売方法にしてもそうですし、都心側での営業方法など様々な施策を取ることが出来るのではないかと思うところがあるのです。そのような中で、静岡の場合は「駿府ライナー」と「渋谷・新宿ライナー」が良い競合の関係を築くことができていると見ていますし、他の地域に比べると非常に恵まれているものであると感じるのです。ですが、それはあくまで狭い「バス業界」の話であり、全く新しい考え方からの検討も必要であると思うのです。そのような中における「高速ツアーバス」改め「新高速バス」の路線としての参入。それが利用者だけではなく事業者にとって「+の方向性」を目指すことが出来る事であれば、一ファンとして、一利用者としては嬉しいことはありません。

 また、一ファン・利用者として何よりも求めるのは「安全」な輸送をまずは提供して頂くことが運行事業者にとっての責務であると思います。昨年5月に発生したあのような事故はもう二度と起きて欲しくない、何よりもそう思うところですし、運行事業者の皆様には「旅客へのサービス向上は【安全】が大前提」と言うことを再認識して頂きたいと思う所です。

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 このBlogの運営スタンスとしては「どの系統に乗れば一番いいのか分かりにくい高速乗合バスの話に関しては、このBlogを読めば多少は分かるようになる」と言うものを目指しています。既存路線・新規路線問わず取り上げる事によって(多分新規事業者に関しては「県中部に営業基盤を持つ事業者」を優先することになると思いますが・・・)、このBlogを読んで「そうなのかぁ。じゃぁどれにしようかなぁ?」と言う考えるヒントを提供出来れば、と言うように思っておりますし、それは今までもこれからも変わるところはありません。

 引き続き、静岡市・静岡県中部地区発着の「高速乗合バス」に関する情報をひとまとめにし、読者の方に提供できるようなBlogを運営して行きたく思いますので、今後も引き続きご愛顧頂ければ幸いです。

追記(各運行事業者の方へ)
 このBlogは「静岡県中部地区発着の高速乗合バス」に関する情報を総覧できるBlog、を運営スタンスとして作成しています。そのため、各路線に関する改廃情報などに関しては、今後も引き続きWeb掲載情報及び「見たまま情報」をベースにして可能な限り公平な視点から掲載をします。ですが、運営者の主観が入る事は否めませんのでその点に関しては予めご了承下さい。
 なお、状況誤認等による「修正」の依頼、路線紹介等を掲載しないで欲しい等のご意見に関しては、master(あっと)warehouse-mgr.info (※(あっと)を@に置き換えて下さい)までメールでご連絡を頂ければ幸いです。