静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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地域資質って言うもの

「地域性」って言うものを「数値的位置」「自然的資質」「社会的資質」「文化的資質」って言う3つの要素においらは分けて考えているんだが、この門司港って言う場所の持つ「地域性」って言うものを考えると、やっぱりこの4つに分類が出来るんだよな。本州と九州それぞれの先っちょが接すると言う数値的位置、その二つの都市の間に存在する関門海峡って言う自然的資質、そしてその中から発生して来た社会的資質〜港と言う社会資本が存在するが故の企業立地〜、そして、その社会資本が今まで重ねてきた歴史的な層、それが文化的資質って言うものを創ったんじゃないのか?っておいらは推測するワケで。
 それを活かした街作りを進めて行こうって言う方針であるのが、この門司港近辺だと思う。だけど、小樽と比較するとイマイチぬるいような気がするのは気のせいだろうか。自分自身が仕事であるとは言え何回か小樽に行ったことがあるって言うのもあるんだろうけど、「そこに行く」って言う事が目的となりうるのだろうか?って言うのは正直言って疑問なんだよなぁ、って言うのが今回の門司港町歩きの中で感じたものだった。まぁ、そりゃぁ九州鉄道記念館には当然行きましたけど、鉄ヲタのジャスティスとしてなw。
 個人的にすげー気になったのは、電車の中から見えた廃墟。廃墟萌え、って言うワケじゃないんだけど。こんな廃墟を上手く整備して何か出来ないのかなぁなんて思うわけで。まぁ、難しいかもしれないけど。



海に隔てられた想い、そのむこうがわへ。
 でも、個人的に一番感動したのは門司港から見た関門海峡とその対岸の下関の風景。思わず、iPodを取り出しAcoustic Alchemyの"Oceans Apart"を聴きながらその風景を眺めていたりする。海に隔てられた二つの想い、その想いを繋ぐために人は何をしてきたのだろうか、そんな事を柄にも無く考えてしまった門司港だったような気が。