静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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風土への考察も必要では?

 鉄道系の話ではあるんですが、流石に社会的に大きな問題となっているワケですので、昨日のJR宝塚線事故に関する自分なりの考察を書いてみたく思います。
 確かにハード系の事故要因の分析も必要でしょうし、安全な鉄道を創るためには欠かす事が出来ないものと思います。ですが、その影に存在するのは「鉄道をめぐる社会関係」って言うものがあるのではないでしょうか。
 実際、今日の報道では非常ブレーキ(車で言う所のブレーキを目一杯踏む、って言う所でしょうか)をかける前の速度が制限速度70km/hに対して100km/h以上であった、と言う分析があったのですが、何故「スピード違反」をしてまでそんな高速でカーブに突っ込むと言う事をしなくてはならなかったのでしょうか。原因としては伊丹駅での40m(電車2両分)のオーバーランのため列車の遅延が発生していたと言う事や、尼崎駅での接続時間確保と言うダイヤ確保に頭が行っていたと言う部分があります。ですが、これらの問題は言うなれば直接的な問題であり、その背景を考える必要があると思います。