静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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労働組合って言うものの意味

 個人的には労働組合って言うのはその原義から見た場合には必要だと思います。当然、仕事を進める中においては現場の意見が重要だと思いますし、その現場の意見を入れる事によって生産効率が上がったりとか、さらに新たな商品を開発できると言う可能性を持つが故です。また、そのような創造的な生産環境を創出するためにも、労働者の意見を容れる必要はあると思うのです。
 確かに「雇用者」と「被雇用者」と言う上下関係が成立していますが、少なくとも雇用者は全知全能の存在ではありませんし、被雇用者が存在してこそ初めて財貨の生産が可能になるものです。そのような中で、被雇用者の労働環境を良好なものにする事によって、生産性を高める事が可能になるものだと思うのです。
 まぁ、人によっては「馴れ合い」とか「御用組合」って言う事で毛嫌いする人も居るかとは思うんですが、果たしてそんな簡単な言葉で斬ってしまっていいのかな?っておいらは思います。少なくとも同じ会社に勤めている以上は立場の違いこそあれ、その社員の言動一つ一つが「その会社を象徴するもの」であるのではないでしょうか。過度の帰属意識は不要ですが、それでも「タウンプライド」と言う言葉に対応する「カンパニープライド」って言うものは必要だと思います。その「カンパニープライド」を醸成する場としての労働組合は必要だと思います。