静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

ウィラートラベルの新車見学会@品川

 話を1週間ほど戻します。
 このエントリで第4セクターさんの事をネタにさせて貰っていましたが、実は私の所にも同じ内容のメールがウィラートラベルから来てました。私も「何で、【路線バス原理主義者】の俺の所にもメール送って来るんだ?新手の釣りか?」と正直思い、その日のエントリに関して思った事を書いてみたのです。
 その翌日。新潟出張に行った際時に上司と飲んだのですが、その時に「自分の趣味の話なんですけどね・・・」って言う事でこのメールの話をしましたら・・・「お前が診断士として色んな企業の戦略や方法論を知るって事と、片付けて行かなくちゃならない仕事をするって言う事。どっちのチャンスの方が貴重か?」と言う話が出てきました。その後、色んな企業を知るって言う事の重要性を話していたのですが、ホテルに戻るともう轟沈。翌朝、シャワーを浴びながら「仕事はホリデー出勤しても出来るわ」と言う結論に達して、結局参加を了解した、と言う流れです。
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 その後は色々と忙しかったり疲れていたりとかしてロクな更新をやらずに今日に至り、今朝の駿府ライナー6号に乗り込みました。

 狙ってないのに鳥坂598号車(苦笑)。週の真ん中水曜日と言うのに、早売7の席は売り切れていたりとか、何だかんだ言って20名程乗っている訳で、運行開始してからお客さんも定着して来たのかな、と言う印象でした。客層も見るとお年寄りの方も居れば若い人も居たりとかで、やっぱり地元企業が運営しているからこその強み(具体的に言えば広告宣伝とか、地元企業の名前とか)を十分に活かしていると言う印象です。新宿着後は適当に時間を潰して会場のホテルパシフィック品川へ。

■新車見学会■
 
 今回見学用に展示されていたのはこの2台でした。手前が「ビジネスクラス」奥が「プリマ」と言う車種。
その1 ビジネスクラス
 座席とかそこらへんよりも、個人的に「こりゃ参った」と思うのがこの設備です。
 
 ええ、何の変哲も無いハンガーです。ハンガーだけならばJR東海バスの「プレミアムシート」にも設置してあるので別に何ともないのですが、驚いたのはシートピッチの関係で出てきたデッドスペースに
 
 クローゼットを設置してあるところです。これには正直やられました。窓側座席ならば窓にひっかけると言う手もありますが(夜行便ならば)、真ん中の列の人ならばどうしようも無い所です。そう言う面を配慮してかどうかは分かりませんが、確かにこれはなかなか出て来ない発想なのかな、と言う所です。確かにJR東海バスのプレミアムシート設置車には専用荷物置き場がありますが、それを超える発想でしょうか。トイレも広々としていましたが、JR東海バスの「レディース青春ドリームなごや号」の車両と一緒なので写真は省略(と言うか撮りませんでした)。
その2 プリマ

 女性用だからと言ってこの花柄のシートと言うのは正直センス良くない(個人的に)と思うのですが、上の写真を見るとどのJRの車両にも無いような設備が1カ所あります。それはフェイスカーテンでも何でも無くて、「わざとB席を置いてない列」を作り、A席から通路へのアクセスがしやすいようにしてあると言うものです。自分も時々乗るドリーム静岡・浜松号で4A席やら4B席(要するに早売14)に乗る事があるのですが、途中の足柄SAの休憩時点でB席の人をまたいで行く事が結構あります。通る人も座っている人もお互いにイヤな思いをする事を考えれば、1席減るものの通路を確保するって言うのはアリでしょうし、発想の転換なのかなと思う所です。あと、もう一つあったのは

 この座席カバー。ぱっと見て昔の一等車を思い出しましたよ(って知ってるのかよw)。恐らく「シートにそのまま座りたくない」と言う意見から出てきたのだとは思いますが、こう言うサービスもまたありなのかな、と感じます。ただ、リネンの洗濯代によるコストアップがどの位かかるのか気になる所ではありますが。1階席には「エグゼクティブシート」がありますが、これはJR東海バスのプレミアムシートとほぼ一緒、むしろ座り心地で言えば個人的にはJRの方が好きです。
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 車両に関して言えば、「ビジネスクラス」は一度東京大阪間で乗りたいと思うところかと。1-2アブレストではあるものの十分な余裕が足元・座席幅に関してもありますし、何回か東海道昼特急・ドリーム号に乗っていますが、そこらへんと比較して検討するだけの価値はあると思わせる位です。取りあえず車両に関してはこんな所で。