静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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新東名スーパーライナー4号(0)/乗車までの迷い。

 4月14日に静岡県内区間が開業した「新東名高速道路」。
 夜行バスについては既に東名から新東名に経路を変更した系統はあるものの、昼行便に関してはまだ移行は進んでいない。東京名古屋間のJRバス担当便に関しては東名静岡での乗務員交代があることや、静岡県内各駅での乗車/降車扱いがある。また、東京関西間のJRバスに関しては三ヶ日での乗務員乗継などの関係がある。
 また、比較的移行が簡単に思われる静岡市内発着の各系統に関しても、「東名高速通行止めの場合には新東名経由での運行になる」ことが予測されるものの、まだ移行はしていない。


 既に筆者自身、公私共に何回と無く新東名高速道路を自分でハンドルを握って運転してきたが、やはりハンドルを握って居る以上よそ見運転などできるわけがない。やはりここは高速バスに乗ってその景色を眺めたいと思うところであった。
  そんな中、JR東海バスJRバス関東が、名古屋東京間の東名ハイウェイバスダイヤ改正に併せて3往復/日を「直行 新東名スーパーライナー号」として東京〜名古屋間を新東名高速道路伊勢湾岸自動車道名古屋高速経由で運行を6/1から開始すると言うアナウンスがあった。当然考えたのは「これは行くしか無い」と言うことになった。

 だが、どんな乗り方をするのか悩んだ。
 6/1は既に出張が入っており初日初便に乗る事はできない。そうなると6/2に乗ることになるのだが、東京発の便にするか、名古屋発の便にするか正直色々と悩んだ所である。まず、折角だからダブルデッカー車に乗ると言うことで東京発10:30の3号(JRバス関東担当)か、名古屋発10:30の4号(JR東海バス担当)に乗る、と言うところはすぐに決まった。
 しかし、そこから先をどうすればいいのかが悩みに悩んだ。
 名古屋発の場合には、「36人乗り」と言うことなので、それまで「新宿ライナー三河・名古屋号」の上り便で入っていた車両が充当されることが容易に推測できた。自分自身としてもまだ乗ったことのない車両であったし、車内にコンセントが設置されている。しかしながら、景色はと言うと、富士山を見るのには最適ではあるものの、新東名の走行区間が三ヶ日→御殿場と、既に開業日にハンドルを握っている区間であったのが「どうしようか」と悩む所。
 東京発の場合は「38人乗り」。この便も「新宿ライナー三河・名古屋号」の新宿発の車両が充当されると考えた場合、車内にコンセントが無いと言うのは予測できるわけで、ここで結局悩んでしまった。ただし、景色は「御殿場→三ヶ日」通しでの下り線走行はまだしてないし(ただし、新清水→三ヶ日JCT間は既にハンドル済)、そう言う面ではこちらの方がいいのでは?と思う所があった。
 後は、静岡から乗車駅までどうやって向かうのかと言うことや、降車駅から静岡までの戻り方など諸事情あったが。

 結局売り出し日の売出直後まで悩んだ結果、名古屋発10:30の4号(JR東海バス担当)をチョイスしたが、出遅れた結果座席は1Cではなく1A席となってしまった。とは言うものの、高速バスで初めて通る高速道路、と言うことで楽しみなのは言うまでもない。案外そんなもんである。

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 そして当日。
 草薙を始発電車で出発して一路名古屋へと向かう。前日は沼津出張だったので「沼津→名古屋市内」と言う乗車券を買っても良かったのだが、toica名鉄電車が乗れるようになったと言うことで、豊橋まではJR、豊橋からは名鉄と言う初めての乗継を試してみた。恥ずかしながら豊橋から名鉄電車に乗るのは初めてだったりする(そりゃ大体特別快速に乗ってしまうから)。
 せっかくなので名鉄快速特急の指定席に座る。ここでもパノラマスーパーを初体験と言う事になってしまったのだが、静岡市民だと案外こんな感じかもしれない。

 名古屋の到着は9:00少し前。正直早すぎた訳だが(苦笑)、駅前で幾つか済ます要件があったので時間帯的にはちょうどよかったりするところである。それでも1時間以上無駄に待ち時間があったのは正直アレだが、まぁいいや。