静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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しみずライナーと清水港の風景(終)

いよいよ今週末で現行しみずライナーの港湾地区経由も終わりになる、と言う事で早起きして久々の撮りバスに行ってきました。まずは1箇所目の「波止場・フェルケール博物館前」まで行ったのですが・・・

なんじゃこりゃ?と言う状況。初めは地震の影響かと思っていたのですが、気になって今日の清水港の満潮時刻を見てみると「大潮」と言うことで。更に台風も接近していると言うこともあって、水面が上がっているのではないかと推測。しかし、こりゃ本当に凄い状況ですわ。

 この「波止場・フェルケール博物館前」バス停付近、清水港の中心部とも言える日の出埠頭のそばにあり、それこそバスを降りたらすぐ港と言う絶好のロケーションです。

 ほぼ定刻で折戸車庫からの2号がやってきました。この観覧車をバックにして客扱いをするのも今日・明日で最後です。確かにこの付近は住宅地はそんなに無いのですが、今日は約5名ほどがこのバス停から東京行きに乗って行きました。ちなみに今日の2号→1号は西久保401号車、中部国際空港線開業時に入ったしずてつの高速車の中では最も古い部類に入ります。

 そして、お客さんを乗せて一路東京駅へ。バックには清水港の観光船、興津の方の山、そして富士山と言う「清水」を象徴する光景が広がっています。2006年2月の開業以来このバス停を経由し、この光景の中を走って来ました。

 バスが新清水・清水駅でお客さんを乗せている間、自家用車で袖師方面へ先回り。

 清水駅で最後のお客さんを乗せ、約5分程度遅れで清水インターへの道路を走っていきます。自分の中で「清水」と言うとこの付近の光景を思い出します。尤も自分が住んでいるのは確かに清水区内ではありますが、この写真の場所は旧袖師町。ここを走る「しみずライナー」も歴史の1ページになってしまいます。
 ですが、この区間は「しみずライナー」が通らなくなったものの、別の高速乗合バスは通っていきます。

 渋谷・新宿ライナー静岡号(南幹線ルート)。今日は12年度新車の744-12958号車が駆け抜けていきます。まだ写真を撮りに行ってないのですが、京王バス東便もここを通っており、静岡鉄道バスと富士急行バスしか通ってなかった頃には想像も出来ない光景です。

 そして、今度は清水駅方面に少し戻り、しみずライナー4号を狙います。やってきたのは・・・

 またあなたですか!の西久保2982号車。元々この車両は貸切用として導入されましたが、中部国際空港線の開業時に予備車として高速車グループに編入。一時期は鳥坂営業所に移動して駿府ライナーとしても運行されましたが、再び西久保営業所に戻って、今では定期便として運用に入っています。自分も何回と無くお世話になりました。

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 明日の午前中は辛うじて晴れるみたいですが、10/1のダイヤ改正初日は台風の影響もある模様で「波乱含み」と言ってしまっていいのかどうかはわかりません・・・が、「しみずライナー」は「駿府ライナー」と連携した運行体制になる事になり、今まで以上に使いやすくなるのではないかと思います。
 そんな訳で、「しみずライナー」のある風景をまとめてみました。