静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

JL便はコードシェアで残るようで。


 静岡空港を拠点とするフジドリームエアラインズ(FDA、牧之原市、鈴木与平社長)と経営再建中の日本航空インターナショナル(JAL、東京都品川区、大西賢社長)は24日、4月1日搭乗分からFDAが運航する静岡―福岡線と静岡―札幌(新千歳)線で、共同運航(コードシェア)を開始すると発表した。
 コードシェアを行うのは静岡―福岡線1日3往復と静岡―札幌線1日1往復の計4往復。いずれも3月末でJALが撤退し、FDAが引き継ぐ形で運航する路線。両社は「航空ネットワークの維持・拡充が実現し、利用するお客さまの利便性の維持向上に寄与する」としている。
 また、コードシェアに合わせ、JALは静岡空港発着路線の4〜9月分の各種運賃、4〜5月分の割引運賃を国土交通省に届け出た。販売は3月1日から。大人普通運賃の比較では、静岡―福岡線で1600円、静岡―札幌線で1200円それぞれFDAの方が安くなっている。
 FDAとJALは、今年1月、業務協力とコードシェアに関する基本合意書を取り交わして協議を進めてきた。両路線から撤退するJALは路線ネットワークを維持できる一方、機材を提供するFDAは座席をJALの販売網を通して売ることができるため、プラスアルファの集客が期待できる。
FDAと日航、共同運航を発表 静岡―福岡、札幌線 4月1日開始静岡新聞(2/27確認)
 一連の経営問題の中でJLの機材が静岡空港に来なくなってしまう事になるのですが、FSZFUK,FSZCTS間の路線をコードシェアではあるものの、今後も継続して運航すると言うことは正直ほっとした所もあったり。それこそ自分自身は紅い娘派なので「これで静岡から直接乗る事が出来なくなったらViewカード1本にしてやろうか」などと画策していた訳なのですが、それもせずに済んだって言うのは助かったと言うかなにと言うか。
 コードシェア便なのでJL側の割引運賃が安いのか、それともJH側の割引運賃が安いのかは実際に自分が行くときになってみないと分からない部分はありますけどね。あと座席数の問題もあるかもしれないなどと。


会社更生手続き中の日本航空が静岡(静岡市)、横浜(横浜市)、長野(長野市)の3支店を廃止することが24日、分かった。日航は既に、盛岡(盛岡市)、山形(山形県東根市)の3月末での閉鎖を決めており、これで国内計5支店を閉めることになる。再建計画の一環で、経費削減につなげる。
 3支店の閉鎖時期は長野が5月末で、横浜、静岡は3月末となる。静岡、長野については、日航静岡空港松本空港(長野県)からの路線を廃止し、撤退するのも要因という。各支店の従業員は計約30人で、処遇は今後詰める。
 いずれの支店も利用客と直接対面する発券カウンターはなく、旅行会社などへの営業活動を手掛けている。
 閉鎖後は、それぞれの近隣の支店に機能を集約させる。5支店の廃止に伴い、国内で計36の支店・営業所が残るが、再建に向けてさらなる閉鎖も検討する。
支店撤退は寂しい 静岡空港社長
 静岡空港を運営する富士山静岡空港会社の吉岡徹郎社長は「事実とすれば、経営再建中の選択と集中の結果だと思う。日本を代表する航空会社の支店が静岡県からなくなるのは大変寂しい。しかし、今後もフジドリームエアラインズ(FDA)との共同運航(コードシェア)で空港の利用者増に協力してもらえればありがたい」と話した。
コメントしようがない 県企画部長
 静岡空港の利活用促進を担当している県企画部の大須賀淑郎部長は24日、日本航空静岡支店の閉鎖について「残念の一言。ただ、日本航空静岡空港からの路線撤退が決まっているので、支店を閉鎖するという企業判断については、コメントをしようがない」と述べた。
静岡支店を廃止へ 再建計画一環経費を削減 日航静岡新聞(2/27確認)
 会社更正手続に入っている以上、可能な限り経費削減をするのは当たり前って言えば当たり前なのかもしれませんが、色々とJALの静岡支店さん(当時は静岡営業支店)にはお世話になったので、個人的には感無量ですよ。良くインターの発券依頼を受けましたねぇ。今はそこらへんどうなんだろ?


 県が日本航空静岡―福岡線の搭乗率向上策のうち、パックツアーに対する5千円補助を全定期路線に拡大するとしたことに、海外航空会社や旅行社の一部が反対している問題で、県は25日、実施を表明したばかりのこの対策を見合わせ、別の支援策を講じる方向で検討に入った。川勝平太知事が空港の利用促進策を担当する企画部に指示した。
 川勝知事は静岡新聞社の取材に対し、「搭乗客の実情に応じ、旅行社などに不公平感の出ない支援策を再構築するよう担当者に指示した」と述べ、支援策を見直す方針を明らかにした。
 ただ、本年度予算で行う支援策は年度内に実施する必要があり、既に3月中の旅行商品や航空券が相当数、予約・販売されている中で、旅行社や利用者に不公平感のない支援策が講じられるかは不透明。度重なる県の方針転換も波紋を呼びそうだ。
 パックツアー補助の対象拡大は、全日本空輸が「福岡線支援策は市場の競争をゆがめる」と県に抗議したことを受け、航空各社の不公平感を解消する狙いで決めた。しかし、当の全日空も支援拡大を評価しなかった上、航空会社や旅行社が「今さら実施しても効果がない」「既に予約している利用者と、これから予約して補助が適用される利用者の間に不公平が生じる」などとして反発していた。
空港の拡大支援策見直し 知事、不公平解消目指す静岡新聞(2/27確認)
 と言うか・・・ぶっちゃけ当たり前だろと。
 パック旅行なんかは相当早い時期に仕入を終わっているわけだし、どうせやるならもっと早くやるべきなんじゃね?と思う所なんですけど。あと、静岡県民への優遇策も必要だけど、それ以上に「静岡県に来て貰うお客さんをどうやって増やすのか?」と言う入れ込みの方を強くしないとならないのでは・・・っておいらは思うんですけど。それこそ就航地での広告出稿を多くするとか、目的地として静岡空港を使うツアーに対して補助を出すとかって言う施策が本当は必要なのかなぁ、って思うんですよ。
 それこそ静岡空港の着陸料に対して補助を出すって言うのも一つの方法だとは思いますが・・・まぁ、平成21年度予算でやるって言うのは正直難しい所なんでしょうねぇ・・・。