静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

名古屋の不思議

 23日から24日にかけて、清水〜セントレア〜名古屋〜東京(宿泊)〜静岡〜清水と言うような経路でバスに乗ってきました。・・・まぁ、物好きなだけなんだけどなw。今回書こうと思っているネタはバスのそれじゃありません。つーか、バスネタはすでに書いているし。
 まず、清水駅前からセントレアまではしずてつジャストラインバスが運行を開始した「中部国際空港線」に乗車したのですが、経路としては静岡IC(東名高速)豊田JCT伊勢湾岸道)大府IC(知多半島道路)半田中央JCTセントレアライン)中部国際空港と走りますが、その途中、伊勢湾岸道刈谷PAでこんなもんを見かけて写真を撮っていました。

 PA(って言うかハイウェイオアシス刈谷ですね)に観覧車かよ!って言う具合です。まぁ、珍しいもんでしたので思わず撮ったって言うのが実際の所でした。その後、セントレアで風呂入って、名鉄電車乗って名古屋駅まで出て、今度は「中央ライナー」と言う名古屋駅新宿駅を結ぶJRのバスに乗りました。2階建のです。
 バスは名古屋駅のバスターミナルを出ると、栄の「オアシス21」にあるバスターミナルに向かって桜通を走っていくのですが(実際の所、本当にどこを走っているかは全く分かりません)、その途中にこんなものを見かけました。

 ま た 観 覧 車 か よ !
 で、調べてみると「サンシャイン栄」と言うファッションビルにあるアミューズメント施設であるって言うのが分かりました。まぁ、大阪キタにあるHEPにも観覧車があるので、そんなに驚きはしませんでしたが。まぁ、HEPの観覧車は「マジかよ!」って出来た当時は思いましたけどね。
 で、バスがオアシス21を出ると目の前に飛び込んできたのは三越。あれ?ちょ、おまwwww

 シ ョ ボ っ ! で も 観 覧 車 だ よ !
 いや、名古屋の人って観覧車が好きなんでしょうか(そりゃ違う)。この三越の観覧車を調べてみると・・・


 日本で最も古い屋上観覧車が、静かに役目を終えようとしている。名古屋三越栄本店(名古屋市中区栄)の屋上にある観覧車。4人乗りのゴンドラが九つで、1周わずか3分半、高さは約12メートルと小さいが、半世紀近くの間、街の変化を見守り、子供たちを楽しませてきた。“引退”後も、そのまま保存されるという。
 この観覧車は1956年に設置され、国内に現存する屋上観覧車では最も古い。6月中旬以来、「整備点検のため」運転は止まったまま。ビルの管理者は、観覧車が老朽化し、採算やメンテナンスの手間を考えて、今月20日で正式に営業運転を終了すると言う。
 ビル最後の運転セレモニーも検討されたが、「日に数回程度の運転がフル稼働になって故障したら申し訳ない。断腸の思いでこのまま静かに引退させることにした」。
 設置された当初から管理・運転を担当してきた森和一さん(75)は「出来た当時は、大勢の人が列を作って順番を待っていた。時代も景色も変わったね。それでも先日まで、親子3代で乗りに来てくれた人たちもいたよ」。
 世界の観覧車に詳しく「観覧車物語−110年の歴史をめぐる」の著書がある共同通信社員、福井優子さんは「名古屋は汎太平洋平和博覧会(37年)開催時に日本初といわれる国産観覧車がお目見えした所。屋上観覧車は日本独自の文化で、観覧車に縁のある名古屋で最も古いものが引退するのは残念」と、“引退”を惜しんでいる。
屋上観覧車:さよなら、国内最古“引退”へ−−名古屋・三越栄本店■7/25確認 毎日新聞
 なるほど、観覧車としてはもう引退はしているんですが、国内にある観覧車としては最も古いものなんですか・・・。いや、全く知らなかったですわ、正直な話。ショボっ!なんて事言ってごめんなさい。謹んで下記のように訂正します。
 風 格 の あ る 観 覧 車 だ な !

 いや、冗談はさておき、新しい観覧車と古い観覧車、両方とも「時代の最先端を走る」(まぁ、過去と現在の違いはありますが)建物にあるって言うのは、正直興味を感じる部分です。百貨店とファッションビル。考えてみれば形態こそ違うとは言えども、売っているものを考えると「非日常」がそこにあるって言うのは共通する部分ではないでしょうか。そんな非日常な空間を彩る装置としての観覧車が同じまちに存在する。過去と現在の違いはあるにしても。なかなか名古屋と言うまち、侮れないかもしれません。

 おまけ。
 名古屋市内の道路で信号待ちをしている時、こんなステッカーを見かけました。

 ちなみに撮ったのはは、2階建てバスの2階席からなんですが・・・。こんな高いところに貼っても見れないですよ、マジで。で、ツボは電話番号が漢数字で縦書きになっている所ですね。
 いやはや。